六本木アートナイト2026
ロドリゲス=伊豆見・彩《交差的な未来のためのコンセプト・フラッグ》《Noboru》
~
- 開催予定
参考画像《Noboru》2021年 提供:紅櫻公園芸術祭2021「交わる水−邂逅する北海道/沖縄」
六本木アートナイト2026のプログラムとして、沖縄、キューバ、プエルトリコにルーツを持ち、NYを拠点に活動するロドリゲス=伊豆見・彩によるインスタレーションを、国立新美術館 正面入口前に展示します。
開催概要
- 開催日
- ~
- 時間
10:00-18:00(金・土は20:00まで開館)
10月31日(土)のみ正門から正面入口前までを終夜開放
11月4日(水)、11月10日(火) は休館- 会場
国立新美術館 正面入口前(屋外)
- 主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、港区、六本木アートナイト実行委員会(国立新美術館、サントリー美術館、東京ミッドタウン、21_21 DESIGN SIGHT、森美術館、森ビル、六本木商店街振興組合 ※五十音順)
- お問い合わせ
六本木アートナイト実行委員会 ハローダイヤル:050-5541-8600(9:00~20:00)
作品解説
ロドリゲス=伊豆見・彩
《交差的な未来のためのコンセプト・フラッグ》《Noboru》
ロドリゲス=伊豆見・彩は、美術館エントランスのロータリーと建物正面に、二種類の「のぼり旗」の作品を展示します。現在のぼり旗は街頭広告などで使用されますが、歴史を遡れば平安時代の戦で敵と味方を識別するために用いられた旗に起源があると言われており、軍旗としても使用されていました。ロータリーに設置された《Noboru》(2021)は、旧日本軍戦闘機などに国籍標識として使用された円形をモチーフに、墨と水彩で描いた絵をのぼり旗に印刷した作品です。一枚の旗のなかに二つの異なる色の円が描かれた旗は、複数の文化が交わる様子を表現しています。一方、美術館外壁に沿って広がるのは、今回のアートナイトのために新たに制作した《交差的な未来のためのコンセプト・フラッグ》(2026)で、作家がルーツを持つ沖縄の伝統的な染色技法である琉球紅型(びんがた)で用いられる柄や色彩をもとに考案されました。旗の絵柄は近くで見るとそれぞれ異なりますが、引いて見ると一つの景色として一体感を生み出します。多くの旗が風に吹かれて波打つようにはためく様子は、単一の国家や民族ではなく、複数の文化や歴史の交差から生まれる多層的な未来を表しているのです。
作家プロフィール

Photo: Alexander Bustamante
ロドリゲス=伊豆見・彩
1986年沖縄県生まれ、NY在住。スクール・オブ・ヴィジュアルアーツ(NY)修了。沖縄、キューバ、プエルトリコにルーツを持ち、儀礼の継承、消えつつある歴史や、多文化に根差したアイデンティティなどをテーマに、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンス、コミュニティとの協働など、さまざまな方法を横断して制作を行っている。2019年度日米芸術家交換プログラムフェロー。主な展示に「Signals」(New Harmony Gallery of Contemporary Art、IN、USA、2026)、シンガポール・ビエンナーレ2025。日本での展示に、やんばるアートフェスティバル2024–2025(沖縄)、「Tidal」(miyagiya、沖縄、2021)、紅櫻公園芸術祭2021(北海道)。Aya Rodriguez-Izumi