- ワークショップ
アーティスト・ワークショップ「ふしぎなシーツ」
掲載写真 撮影:石原敦志 |
暑い夏の休日、「ふしぎなシーツ」に染み込んだ誰かの夢を想像しながら、家族で夢の続きをつくるワークショップを、美術家の水内貴英さんと開催しました。
国立新美術館の講堂で行われたワークショップは、水内さんのオリジナルの紙芝居で始まります。夏休みに六本木のおばあちゃんの家に遊びにきたきょうだいが、「ふしぎなシーツ」を見つけてもぐってみると、知らない誰かの夢の世界が見えて…、そこまで物語が進んだところで、講堂に白い巨大なシーツが現れました。シーツは、床から送り出されるエアコンの風でふくらみ、ふわふわと浮かび上がります。参加者は、シーツに乗ったり、下をくぐったりして遊んだ後、紙芝居のお話に出てきた「誰かの夢」を思い浮かべて、シーツの上で自由に制作します。カラフルな夢、面白い夢、ヘンテコな夢…、クレヨンや毛糸、粘土やセロファンなど、様々な材料でつくられたたくさんの夢が、シーツいっぱいに広がりました。
最後は、シーツの表と裏をひっくり返して、紙芝居のお話の通り、全員でもぐって鑑賞しました。シーツを下から見上げると、頭上に広がる無数の夢につつまれて、いつもとは違う世界にいるようです。美術館の空間を思いっきり使って、子どもも大人も夢中になった時間は、家族の特別な思い出になりました。
日時 |
2025年8月23日(土)13:00~15:30 8月24日(土)13:00~15:30 |
会場 | 国立新美術館 3階講堂 |
対象 | 5歳~10歳のお子様とその保護者・家族 |
参加費 | 無料 |
参加人数 | 43組・116人 |
Connecting Children with Museums initiative is supported by the Adobe Foundation

このプログラムは、子ども達が芸術に触れる機会の拡大を目指す国立美術館全体の取り組みである「Connecting Children with Museums」のひとつで、Adobe Foundationのご支援のもと実施されています。「Connecting Children with Museums」のその他の取り組みについては、こちらからご覧いただけます。