本年度は当館創設者畠山即翁の茶事をもとに、季節にふさわしい茶道具を取り合わせて展示いたします。冬季展は、昭和26年1月に、高松宮様を主客に迎え、宣仁親王より「翠庵」の号を賜った茶室の披露と、即翁七十歳の賀を祝うために開催されました
「翠庵披露と古稀自祝の連会」の道具組をもとに、館蔵品から選りすぐりの、古筆、墨跡、絵画、工芸品約41点を展観します。
また併設展示では、炭斗、釜敷、羽箒、火箸、香合、灰器、灰匙など炭道具のいろいろを紹介いたします。
主な展示品
酒井抱一筆乙御前図 兀庵普寧墨跡(2月7日から)
重要文化財 赤楽茶碗 銘雪峯 本阿弥光悦手造
古瀬戸肩衝茶入 銘畠山 小堀遠州作茶杓銘青苔
住吉蒔絵平茶器 松椿鶴蒔絵沈箱(2月7日から)
〔併設展示〕
尾形乾山作結鉾香合 野々村仁清作富士山香炉
楽長次郎作 灰器 交趾獅子香合
天命平釜(織田信長所持)
重要文化財 赤楽茶碗 銘雪峯 本阿弥光悦作
総点数 65点
(会期中、2月7日に展示替いたします)
〇学芸員による列品解説 1月21日、2月11日、2月25日、3月11日各土曜日午後2時から(聴講無料、入館料別)
〇展示室では呈茶のサービスしております(有料 400円干菓子付)