『週刊新潮』の表紙絵で知られる谷内六郎(1921-1981)。1956(昭和31)年2月に『週刊新潮』が創刊されると同時にその表紙を飾ったのは、その前年に「第1回文藝春秋漫画賞」を受賞し、一躍時の人となっていた谷内六郎でした。以来1号も休むことなくその死まで続けられ、総数は1300点以上にも及びます。
本展では、初期の油彩・水彩作品をはじめ、『週刊新潮』表紙絵、また『週刊新潮』と同時期に行なった自身の創作や装幀デザイン、そして家族との絆を物語るおもちゃなど、300点以上もの絵画、参考資料などにより谷内六郎の全貌をご紹介します。