細川家は中世室町幕府の管領家の一門で、細川藤孝(幽斎、1534~1610)を初代として戦国時代にはじまり、三代忠利(1586~1641)の時に肥後熊本五十四万石を与えられ、有力な外様大名の一つとして幕末に至りました。この長い歴史をもつ細川家には代々伝えられてきた宝物、資料が数多く遺されています。武器・武具、絵画、調度品、茶道具、能道具などの美術工芸品、典籍、細川家歴代の書跡や肥後熊本藩関係の絵図を含む旧記録・古文書類。これらのうちから分野・時代を問わず展観し、その遺品の一端を紹介する展覧会です。これまでに展示する機会の少なかった珍しいものも登場します。
展示点数約50点、会期中の展示替えはありません。