タイトル等
アルテ・ポーヴェラ/貧しい芸術
会場
豊田市美術館
会期
2005-03-19~2005-06-12
休催日
月曜日(3月21日は開館)
開催時間
午前10時~午後5時30分(入館は午後5時まで)
観覧料
一般:1000円(800円)
高校・大学生:800円(600円)
中学生以下無料
※( )内は前売券および20名以上の団体料金
主催者
豊田市美術館、中日新聞社
概要
未来派によって切りひらかれた20世紀イタリア美術の地平をたどるとき、アルテ・ポーヴェラ(Arte Povera/イタリア語で「貧しい芸術」の意味)の存在は欠かせません。1967年、ジェノヴァで開かれたグループ展に端を発する芸術家たちのゆるやかな連帯は、60年代の芸術運動にふさわしいラジカルな性格を示す一方、その自然や物質、古典古代との交わり方、「貧しい芸術」という暗示的な呼び名のうちに、独自の詩学をたたえています。材木や石、鉛、ぼろぎれや新聞紙など、「豊かさ」からは一見かけ離れた、非芸術的な素材を組み合わせ、そこにアーティスト自らの身体や思考を重ねあわせるプロセスは、抽象的な芸術観をすり抜ける具体的行為であり、20世紀末から現在にいたる芸術表現の柔軟性を先取した試みとして高く評価されています。本展覧会はアルテ・ポーヴェラ自体をまとめて取り上げるものです。初期作品を含む約60点の出品作によって、運動の全体像を示すと同時に、作家間・作品間の差異を明らかにすることで、アルテ・ポーヴェラの多産性、「開かれ」に迫ります。ポヴェリスティをつなぐのは特定の主義・手法ではありません。むしろ、たえず更新される身体と環境の関係を感受する能力と意志において、接近しているとみるべきでしょう。展示作品、すなわち鋭敏な感受性の証が、現代の美術の参照点として再確認されることを、さらには自然環境や社会に対する私たちの態度・行動選択のヒントともなることを願いつつ、本展を開催します。
ホームページ
http://www.museum.toyota.aichi.jp/
展覧会問合せ先
豊田市美術館 Tel.0565-34-6610
会場住所
〒471-0034
愛知県豊田市小坂本町8-5-1
交通案内
【名古屋駅より】
地下鉄東山線 伏見駅乗り換え、地下鉄鶴舞線 豊田市行き 終点下車 名鉄名古屋本線豊橋行き「知立」乗換え、名鉄三河線猿投行き「豊田市」下車

【豊橋駅より】
名鉄名古屋本線名鉄岐阜行き又は新鵜沼行き「知立」乗り換え、名鉄三河線猿投行き「豊田市」下車

【最寄り駅より】
名鉄 豊田市駅 または 愛知環状鉄道 新豊田駅より 徒歩15分

【お車をご利用の場合】
東名高速道路 豊田市ICより 約15分
東海環状自動車道 松平ICより 約15分 豊田東ICより 約20分
ホームページ
https://www.museum.toyota.aichi.jp/
愛知県豊田市小坂本町8-5-1
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