本展は、京都国立近代美術館が所蔵する日本画家から、横山大観ら58人の画家の名作70点を展示し、明治から現代に至る日本画の流れの中に現れた、人と自然の様々なイメージを特集して紹介します。
明治になって西洋文明の受容を受けて出現した日本画は、西洋文化の新しい感覚を取り入れながら、伝統的な人と自然の見方、感じ方を継続させようとしました。そこでは人の心の動き、自然の瑞々しい生命感、そして人と自然の豊かな交流が、様々に表現されています。日本画の画面に息づく華やかな装飾性と深い情感の世界をお楽しみください。