タイトル等
林原美術館開館60周年記念展
平家物語絵巻
―絵巻とアニメ∞時代を超えて動きだす物語―
会場
林原美術館
会期
2024-06-29~2024-09-16
PARTⅠ 「平家の栄華」6月29日(土)ー8月4日(日)
PARTⅡ 「源氏の躍進」8月10日(土)ー9月16日(月・祝)
休催日
月曜日休館(祝日等休日の場合は翌日)
開催時間
10時~17時
(入館受付は16時30分まで)
観覧料
一般500円 高校生300円 小・中学生無料
友の会会員、学校メンバーズ加入団体、障がい者手帳提示の方・付添者無料 団体(20名様以上)、シルバーカード提示の方2割引
主催者
林原美術館
協賛・協力等
後援/岡山県郷土文化財団 山陽新聞社 KSB瀬戸内海放送 OHK岡山放送 RNC西日本放送 RSK山陽放送 TSCテレビせとうち
協力/「平家物語」製作委員会 伝統工芸木炭生産技術保存会 SUDACCI(アリゾナデザイン) 平岩真輔(digitalpaint.jp)
概要
本展は当館が所蔵する、現存唯一の全巻揃った『平家物語絵巻』をPARTⅠ・Ⅱと二期に分け、皆様ご存知の名場面を展覧いたします。さらに令和4年(2022)に放映され、高い評価を得たTVアニメ「平家物語」とのコラボレーション展示を行うことで、様々な角度から物語を楽しんでいただきます。
「平家物語」は公家中心の平安時代から武士の活躍した鎌倉時代への過渡期を、平家一門を中心にその栄華と没落、躍進する源氏一門を史実とともに語った英雄叙事詩です。もともとは盲目の琵琶法師たちの音曲と語りによって広まり、文章や語りだけの物語を視覚化(絵画化)したものが絵巻として流布しました。本展でご覧いただく館蔵の絵巻は、江戸時代の土佐派の絵師たちが描いた「平家物語」で、越前松平家の御姫様の婚礼調度として作られ、12巻本を各上・中・下巻、計36巻に描き分け、全705場面に金彩や彩色をほどこした絢爛豪華な作品です。
TVアニメ「平家物語」は令和において、歴史家の最新研究を踏まえ、現代のクリエイターが古典を読み解いて視覚化(映像化)したものです。架空のびわという少女を軸に、平清盛の娘で高倉天皇に嫁した徳子をはじめ、清盛の子・重盛とその子維盛、資盛、清経ら従来ではあまり語られない人々の生き様が丁寧に描かれています。また美しい背景と花、琵琶の音曲や声優による語りを織り交ぜた、映像と音楽との融合美で多くのファンを獲得しました。
本展では、江戸時代の絵巻と現代のアニメーションという、時代を超えて紡がれた古今の視覚化されたコンテンツを観ることで、物語の根底にある諸行無常の「もの悲しさ」をそのままに、盛者必衰の中で未来へ「生きる」ということの難しさや大切さの気づきの場となることを企図しています。
あわせて絵巻以外にも、物語の舞台となった平安時代後期頃に作られ、当時活躍した武将達が所持していたであろう太刀や物語を題材にした工芸品などもご覧いただきます。こうしたものから、平安武士の息吹や江戸時代における平家物語文化の広がりもご紹介いたします。
イベント情報
※定員の変更並びに開催の延期もしくは中止の場合がございます。

琵琶演奏
錦心流薩摩琵琶奏者の木庭巒水氏をお招きし、「敦盛」と「静」の琵琶曲を披露していただきます。
日 時●令和6年8月18日(日) 13時30分~15時
出 演●木庭巒水 氏(錦心流)
曲 目●「敦盛」「静」
場 所●林原美術館内ロビー
定 員●30名(Webにて要予約)
参加費●無料(入館料別途)

林原美術館講座
「祇園精舎の鐘の声」の詞書からはじまる『平家物語』をテーマに平家一門の盛衰についてお話しします。
日 時●令和6年9月1日(日) 13時30分~15時
講 師●谷一 尚(当館館長)
演 題●「林原美術館蔵『平家物語絵巻』」
場 所●林原美術館内ロビー
定 員●30名(Webにて要予約)
参加費●友の会会員 無料、一般600円(入館料別途)

■特別企画
和菓子とお抹茶の日(その2) お茶席ではありません
本年度の特別企画として、明治21年(1888)創業、130年の歴史をもつ老舗の和菓子屋「松涛園」(岡山県倉敷市玉島)にご協力いただき、展覧会にちなんだ特別な和菓子をお抹茶とともに提供いたします。
日 時●令和6年9月8日(日) 10時~14時
場 所●林原美術館内
定 員●20名(Webにて要予約)
お茶菓子代●600円(入館料別途)
※企画展ごとに開催する予定です。その都度かわる創意あふれる甘味をご賞味ください。
※14時までにご連絡無く、来館の無い場合はキャンセル扱いとなります。

■ギャラリートーク
会期中の毎週土曜日14時から学芸員によるギャラリートークを行います。(予約不要・参加無料・入館料別途要)
ホームページ
https://www.hayashibara-museumofart.jp/data/1503/exhibition_tpl/
会場住所
〒700-0823
岡山県岡山市北区丸の内2-7-15
交通案内
■JR岡山駅から 徒歩25分
■岡電バス/ 岡電高屋行 県庁前下車 徒歩3分
■宇野バス/ 瀬戸駅前行・四御神行 県庁前下車 徒歩3分
■市内電車/ 東山行 県庁通下車 徒歩7分
■循環バスめぐりん/ 県庁線、県庁・京橋線(Cルート) 県庁前下車 徒歩3分
ホームページ
https://www.hayashibara-museumofart.jp/
岡山県岡山市北区丸の内2-7-15
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