タイトル等
内藤礼 生まれておいで 生きておいで
会場
東京国立博物館
平成館企画展示室、本館特別5室、本館1階ラウンジ
会期
2024-06-25~2024-09-23
休催日
月曜日(ただし、7月15日、8月12日、9月16日・23日は開館)、7月16日[火]、8月13日[火]、9月17日[火]
開催時間
午前9時30分~午後5時
※入館は閉館の30分前まで
観覧料
一般 1,500円(1,400円)、大学生 1,000円(800円)
・本展チケットで、観覧日当日に限り、総合文化展もご覧いただけます。・( )内は前売料金
・前売券は4月11日[木]-6月24日[月]まで、オンラインチケット等で販売。・高校生以下、障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に学生証、障がい者手帳等をご提示ください。・東京国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券を500円(500円割引)でお求めいただけます。正門チケット売場(窓口)にて、キャンパスメンバーズ会員の学生であることを申し出、学生証をご提示ください。・詳細は、当館ウェブサイトでご確認ください。
概要
誰だろう
この地上に生きた いのちと 母というはざま
そして ここには 生の内と外にゆきわたる 何かがあった
みなが はなつ 声 みちて
そうおもうほど わたしは生だった
内藤礼

太陽が形づくる光と影、地が生成する水や石、大気が織りなす風や雨。美術家・内藤礼は、私たちの傍らにある自然の諸要素と日常のささやかな事物を受け止めることで、私たちが日々見過ごしがちな世界の片隅に宿る情景、知覚しがたい密やかな現象を見つめ、「根源的な生の光景」を出現させてきました。精緻に構想されるその作品世界は、普遍的な視座を持ちながら、その場を訪れる人をそれぞれの沈潜にいざないます。
本展は、150年の歴史を持つ東京国立博物館の収蔵品、その建築空間と内藤との出会いから始まりました。1万年という時を超え、内藤は縄文時代の土製品に自らの創造と重なる人間のこころを見出しました。それは、自然・命への畏れと祈りから生まれたものであり、作家はそこに「生の内と外を貫く慈悲」を感じたといいます。生の求めに迫られてつくりだされた一つ一つの土製品は、人間本来の姿を私たちに伝えるようです。会期中、自然光に照らし出される展示室では、かつて太陽とともにあった生と死を、人と動植物、人と自然のあわいに起こる親密な協和を、そっと浮かび上がらせます。
色彩に生を、風景に物語を、光に祈りを見出す内藤の作品は、縷々として尽きることなく私たちの世界を満たしてきた、遥か遠い時代から続く創造の営みを想起させます。そこには、人間が繰り返してきた「つくる」ということ、今につながる「生きる」ということへの希求が垣間見られます。
時空を超えた交感がなされる会場は、空間よりも広く、時間よりも深く、目には見えない存在、耳では聞こえない声の確かさを感じ取る契機となることでしょう。本展の体験を通して、原始この地上で生きた人々と、現代を生きる私たちに通ずる精神世界、創造の力を感じていただけたら幸いです。
ホームページ
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2637
展覧会問合せ先
050-5541-8600(ハローダイヤル)
会場住所
〒110-8712
東京都台東区上野公園13-9
交通案内
■公共交通機関でお越しの方

JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口下車 徒歩10分
東京メトロ 銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅下車 徒歩15分
京成電鉄 京成上野駅下車 徒歩15分
台東区循環バス「東西めぐりん」で上野駅・上野公園バス停から乗車し、1つ目のバス停が東京国立博物館前(2分)。

(!) 展示をご覧になる方は正門からご入館ください。


■お車でお越しの方

首都高速道路 上野線 上野出口 5分

(!) 東京国立博物館には駐車場はありません。

車椅子でのご来館の場合は当館総務課までご相談ください。一般の方は駅周辺の駐車場をご利用ください。
ホームページ
https://www.tnm.jp/
会場問合せ先
03-5777-8600
東京都台東区上野公園13-9
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