窪島誠一郎という稀有な目利きによって実現した〈信濃デッサン館〉(1979年開館-2019年閉館)と〈無言館〉(1997年開館)のつながりに目を向ける初めての展覧会です。本展では、〈無言館〉に集められた戦没画学生の絵や彫刻とともに、〈信濃デッサン館〉旧蔵の「夭折」した洋画家村山槐多や関根正二、靉光らの絵をご紹介します。人生半ばで世を去った彼らには、戦争と病いとい う違いはあっても、最期まで絵筆を手放すことなく、絵を描きたいという思いが共有されています。その情熱、創造の原点に触れていただく展覧会です。