タイトル等
板倉鼎 須美子展
1920年代、エコール・ド・パリ全盛期。
独自の表現を掴みながら世を去った、若き夫婦の奇跡の画業。
会場
千葉市美術館
会期
2024-04-06~2024-06-16
*内容やイベントが変更になる場合があります。最新の状況はホームページをご確認ください。
休催日
4月15日(月)、5月7日(火)、20日(月)、6月3日(月)
*5月7日(火)、6月3日(月)は全館休館日
開催時間
10:00~18:00
(金・土曜日は20:00まで)
*入場受付は閉館の30分前まで
観覧料
一般1,200円(960円)/大学生700円(560円)/小・中学生、高校生は無料
*障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
*( )内は前売り、団体20名以上、市内にお住まいの65歳以上の方の料金
*前売券はミュージアムショップ、ローソンチケット(Lコード:35134)、セブンイレブン(セブンチケット)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口にて4月5日まで販売(4月6日以降は当日券販売)
*ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額
*本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます
主催者
千葉市美術館
協賛・協力等
特別協力 松戸市教育委員会
後援 一般社団法人板倉鼎・須美子の画業を伝える会
概要
板倉鼎(いたくらかなえ・1901-29)は埼玉県北葛飾郡旭村(現在の吉川市)の生まれ。幼い頃より松戸市に過ごし、県立千葉中学校で堀江正章に学びました。1919年(大正8)東京美術学校西洋画科に進み、在学中に早くも帝展への入選を果たします。1925年(大正14)、ロシア文学者昇曙夢の長女須美子(すみこ・1908-34)と与謝野鉄幹・晶子夫妻の媒酌により結婚。翌年須美子とともにハワイ経由でパリに留学しました。須美子は鼎の影響により、1927年(昭和2)頃より油彩画を手がけています。
パリでは斎藤豊作や岡鹿之助と親しみ、アカデミー・ランソンでロジェ・ビシエールに学びました。そして穏やかな写実的スタイルを脱し、簡潔な形と鮮烈な色彩による詩的な構成に新境地を拓き、1927年にはサロン・ドートンヌに初入選しました。一方須美子は、ホノルルの風物を純心な筆致で描き、やはり同展で初入選。当時の評価は、鼎よりもむしろ高かったといいます。鼎は以後も精力的に制作を続け、須美子をモデルに、あるいは窓辺の静物に取材して多くの佳作を残しますが、1929年(昭和4)に惜しくも28歳で客死しました。ふたりの娘たちも、須美子も相次いで亡くなっています。早世したため評価の機会を逸しましたが、パリで確立した斬新・華麗な作風により、近年評価が高まっています。須美子の油彩画もまた、そのまっすぐで明朗な造形に注目されています。
千葉市美術館では、2021年(令和3)に、板倉鼎のご遺族より鼎の作品33点をご寄贈いただく機会に恵まれました。本展はこれを記念して、鼎と須美子を長く顕彰してきた松戸市教育委員会の全面的なご協力のもと、ふたりの画業を総覧します。代表作を網羅するとともに書簡などの資料を展観し、夫妻の軌跡と作品世界の全貌を浮き彫りにします。
イベント情報
記念講演会「板倉鼎・須美子の生涯と作品」
講師:田中典子氏(松戸市教育委員会学芸員・本展監修者)
5月3日(金・祝)14:00~(13:30開場予定)
11階講堂にて/先着80名(当日12:00より1階にて整理券配布)/聴講無料

朗読劇「libido: 板倉鼎/須美子」
5月17日(金)17:30
5月18日(土)11:30/15:00
5月19日(日)13:00
全4ステージ
美術館内にて/各回定員55名/入場料1,500円
「板倉鼎・須美子書簡集」(松戸市教育委員会編集・発行)をtheater apartment complex libido:が翻案したオリジナル作品を上演します。
※詳細、申込方法は美術館ホームページをご確認ください。

市民美術講座「板倉鼎・須美子展―入門編―」
講師:西山純子(当館上席学芸員)
4月27日(土)14:00~(13:30開場予定)
11階講堂にて/先着80名(当日12:00より1階にて整理券配布)/聴講無料

担当学芸員によるギャラリートーク
4月10日(水)14:00~ 参加無料(要企画展チケット)

美術館ボランティアスタッフによるギャラリートーク
会期中の毎週水曜日(4月10日を除く)14:00~
先着15名(当日13:30より8階受付にて整理券配布)/参加無料(要企画展チケット)
*水曜日以外の14:00にも開催することがあります。混雑時には中止する場合があります。

担当学芸員によるショートレクチャー
5月25日(土)17:30~
先着30名程度/7階ロビーにて/参加無料(要企画展チケット)

ちばしび託児サービスデー
5月3日(金・祝)13:00-16:00(事前申込制)
*詳細、申込方法は美術館ホームページをご確認下さい。

ワークショップ「画材であそぼう!~油絵具の巻」
6月1日(土)13:30~15:30(事前申込制/申込締切5月22日)
5階ワークショップにて/定員20名/小学3年生以上/参加費1,000円
*詳細、申込方法は美術館ホームページをご確認ください。
ホームページ
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/24-4-6-6-16/
会場住所
〒260-8733
千葉県千葉市中央区中央3-10-8
交通案内
[JR千葉駅東口より]
■徒歩約15分
■千葉都市モノレール県庁前方面行「葭川(よしかわ)公園駅」下車 徒歩5分
■京成バス(バスのりば7)より大学病院行または南矢作行にて「中央3丁目」下車 徒歩2分
■JR千葉駅へは東京駅地下ホームから総武線快速千葉方面行で約42分

[京成千葉中央駅東口より]
■徒歩約10分

[東京方面より車では]
■京葉道路・東関東自動車道で宮野木ジャンクションから木更津方面へ、貝塚IC下車、国道51号を千葉市街方面へ約3km、広小路交差点近く

*地下に、区役所と共用の機械式駐車場があります。(無料)
車高155センチを超える車の駐車スペースが少ないため、お待ちいただくことがあります。
混雑時はご不便をおかけすることもありますので、公共交通機関でのご来館をお願いします。
ホームページ
https://www.ccma-net.jp
千葉県千葉市中央区中央3-10-8
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