タイトル等
2024年度 コレクション展1
〔常設展示室1〕うつしとる―光・時間・情報・動き
〔常設展示室2〕讃岐漆芸が見せる自然美
会場
高松市美術館
1階常設展示室
会期
2024-04-06~2024-07-07
休催日
月曜日(ただし、4月29日(月曜日・祝日)、5月6日(月曜日・振休)は開館、4月30日(火曜日)、5月7日(火曜日)は休館)
開催時間
午前9時30分~午後5時
(ただし、特別展開催期間中の金曜日・土曜日(4月20日~6月16日)は、午後7時まで)
観覧料
【一般】200円(160円)
【大学生】150円(120円)
【65歳以上・高校生以下】無料
※( )内は20名以上の団体料金。
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者(または障害者手帳アプリ「ミライロID」提示)は入場無料
※高松市キャンパスメンバーズ制度加盟大学等の学生証所持者は無料

※共通定期観覧券
共通定期観覧券をご利用になると、高松市美術館及び高松市塩江美術館主催の展覧会を、
購入日から1年間何度でも鑑賞できます。

販売場所:
高松市美術館1階受付及び高松市塩江美術館

申込・購入方法:
高松市美術館1階受付及び高松市塩江美術館にご来館のうえ、
申込用紙に必要事項をご記入ください。
(ご購入の際、65歳以上の方は、長寿手帳等、年齢が確認できるものをお持ちください)
ご入会当日からご利用いただけます。

販売価格:
1枚3,000円
65歳以上の方は1枚1,500円

※共通定期観覧券はお申込いただいたご本人のみ有効です。
※他の割引との併用はできません。
主催者
高松市美術館
概要
〔常設展示室1〕うつしとる―光・時間・情報・動き
光、時間、情報、動き等、私たちの日常には多くの実体を持たない要素が身の回りに存在しています。本展では、このような非物質的な要素をモチーフに扱う表現を、戦後日本の現代美術の新収蔵作品3点を含む15作家による24点の作品で紹介します。
河口龍夫(かわぐちたつお)の《石と光》は、石(物質)と蛍光灯の光(非物質)という2つの対照的なものを組み合わせた作品です。また石田尚志(いしだたかし)の《REFLECTION》では、ギャラリーの壁面をカンヴァスに、窓から差し込む光の移ろいが写し取られています。杉本博(すぎもとひろし)の《U.A.リトルネック、ニューヨーク》は、映画一本分の映像を長時間露光撮影することにより、「時間の視覚化」を試みており、若林奮(わかばやしいさむ)の《100粒の雨滴Ⅱ》では、幾重にも重ねた植物の葉や枝の上に雨が降り注ぐイメージを銅板等によって作品化することで、堆積の厚みやその様子から時間の経過を連想させます。三島喜美代(みしまきみよ)の《Newspaper》では、英字新聞で何かを包んだ様子を形づくり、壊れやすい陶芸作品の新聞紙と情報化社会への不安が結び付けられています。白髪一雄(しらがかずお)の《地威星百勝将韓滔(ちいせいひゃくしょうしょうかんとう)》は、天井から垂らしたロープにつかまり、床に広げたカンヴァス上に足を滑らす動作によって作品を描きました。また新収蔵作品の上田薫(うえだかおる)《液体》や《皿の上の炎》、鬼頭健吾(きとうけんご)《cosmic dust gold》も本展の中で合わせてご紹介します。
日常に存在する光、時間、情報、動きという4つの非物質的な要素が多様な方法で表現されるこれらの作品を通して、捉え難い対象に向き合う作家たちの思索の柔軟性や奥深さを感じていただければ幸いです。

〔常設展示室2〕讃岐漆芸が見せる自然美
茶道具や食器等、生活に息づいた漆芸作品は、季節が感じられる自然の風景やその中に生きる動植物が好んで選ばれてきました。これらのモチーフは、絵画的な表現ができる讃岐漆芸の三技法とも相性が良く、様々な作品に登場します。本展では、讃岐漆芸に見る自然美の表現の数々を、新収蔵作品1点を含む、20作家による32点の作品を紹介します。
磯井如真(いそいじょしん)の《乾漆蒟醤水指瀬戸内海之図(かんしつきんまみずさしせとないかいのず)》は、高松から見た瀬戸内海のパノラマ風景がぐるりと描かれています。第3回日展で特選を受賞した岡田章人(おかだあきと)の《蒟醤雪柳之圖手筥(きんまゆきやなぎのずてばこ)》では、雪柳の小さな花が蒟醤の技法で一つ一つ克明に表現されています。小箪笥の側面に木立を配した山下楊哉(やましたようさい)の《彫漆飾箪笥木立(ちょうしつかざりだんすこだち)》は、彫漆による自由なフォルムと背景の青緑色がアクセントとなっています。新収蔵となる山義人(下やましたよし)と《「山滴(やましたた)る」蒟醤箱(きんまはこ)》は、夏の山を流れる四万十川を鮮やかな色で見せるもので、川の水面や流れが繊細な蒟醤の技法で表されています。《「山滴る」蒟醤箱》のシリーズ作である、萌え出づる春の山をテーマにした《蒟醤箱山笑(きんまはこやまわら)う》や、蒔絵と蒟醤の技法を組み合わせて表現された初期の代表作《清海文箱遥(せいかいもんはこはるか)》等、他の山下作品と合わせてご紹介いたします。
繊細な点彫り蒟醤で写実的に、大胆な彫漆で意匠的に、と様々に表現された自然美を通して讃岐漆芸の表現の豊かさをお楽しみください。
イベント情報
石田尚志ワークショップ「フィルム(キネカリ)ワークショップ ~フィルムに直接絵を描いて不思議な映画をつくろう~」
講師:石田 尚志(出品作家)
内容:フィルムに直接絵を描いて、皆で映画を作ります。
ワークショップの最後に出来上がった作品を上映します。
開催日時:2024年5月19日(日曜日)
午後1時30分~午後3時(予定)
会場:3階講座室
対象:5歳から大人まで(未就学児の方は親の同伴が必要)
定員:12名(要申込・抽選)
参加費:無料
申し込み方法:「石田尚志ワークショップ申込フォーム(外部サイト)」から、2024年4月20日(土曜日)~5月8日(水曜日)までにお申し込みください。
2024年5月10日(金曜日)までに結果をメールでお知らせします。

ギャラリートーク
開催日時:2024年6月22日(土曜日)午後2時~
会場:1階常設展示室
聴講料:無料(ただし観覧券は必要です)
展覧会問合せ先
高松市美術館
電話:087-823-1711
会場住所
〒760-0027
香川県高松市紺屋町10-4
交通案内
■ 車で
高松中央ICから
県道43号線を北へ約4km、県道155号を西へ約1km、国道11号を北へ約1km 美術館通りへ

高松西ICから
県道178号を北へ約2km、国道11号を東へ約4km、上天神交差点を北に約4km 美術館通りへ

■ 飛行機で
高松空港から
高松空港リムジンバス 「兵庫町」下車 約30分 750円 徒歩約4分

■ 電車で
JR 高松駅から
徒歩約15分 中央通りを南へ

ことでん 片原町駅から
徒歩 片原町商店街、丸亀町商店街を約10分

■ バスで
・JR高松駅から ショッピング・レインボー循環バス西廻り
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から 東方面下り、南方面下りほか(通勤特急など除く)
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から まちバス
「丸亀町参番街」下車 100円 徒歩約3分

・高速バス
「県庁通り」下車 徒歩 約8分 中央通りを北へ

■ 自転車・バイクで
無料地下駐輪場
美術館通り(美術館北側の通路及び、美術館西側の通路) からスロープを下った位置に入口がございます。
ご利用時間は、美術館の開館時間に準じます。
大型二輪でお越しの方は、駐輪場をご利用いただけません。受付までお申し出下さいませ。
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
香川県高松市紺屋町10-4
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