本展では、皇居三の丸尚蔵館が収蔵する皇室ゆかりの美術品から、空海筆と伝わる書跡、藤原佐理(ふじわらすけまさ)ら「三跡」の名筆や、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)《動植綵絵(どうしょくさいえ)》(国宝)など中世から近代の絵画の名品、香川県出身作家などの近代の工芸品をご紹介します。
また、香川県が大正の大礼(たいれい)の折に主基(すき)国と定められた機縁から、当時の御慶事に関わる品々もご紹介します。さらに金刀比毘羅宮奥書院の伊藤若冲《百花(ひゃっか)の図》や当館所蔵の藤原佐理《詩懐紙》(国宝)など皇室の美術品と関わりの深い香川文化財を交え、64件により皇室と香川を結ぶ美の世界をご覧いただきます。