大自然と人が織りなす輝き
はつかいち美術ギャラリーでは開館以来、国内でも有数のコレクションを誇るウッドワン美術館の収蔵品の中から精選して紹介する「ウッドワン美術館収蔵作品展」を開催しています。
1996年、株式会社ウッドワンの発祥の地である廿日市市北部の山里・吉和にオープンしたウッドワン美術館は、大自然の中での鑑賞経験を通じて、心の悦びと明日を生きる活力を得てもらいたいと、展覧会や各種イベントの開催を重ねてきました。今年で30回を数える本展では名品展と題し、同館コレクションの中から、ここ廿日市の魅力を再認識していただけるような絵画作品を全展示室にわたって約40点ご紹介します。
美しい自然に恵まれた廿日市市は、原生の自然林が残る中国山地から、渓流釣りが楽しめる清らかな川、世界遺産・嚴島神社のある宮島を擁す瀬戸内海まで、豊かな自然と歴史に彩られた魅力あふれるまちです。山、川、海、そして人々の営みが輝き続けるこの地で、日本の原風景といのちの輝きを描き出した絵画に触れることで、改めて大自然の恵みとそれを受け継ぐ人間の営為に想いを馳せていただければ幸いです。