タイトル等
高松次郎 思考の宇宙展
会場
北九州市立美術館
会期
2004-08-24~2004-10-17
休催日
月曜日(9/20、10/11は開館し、翌日休館)
開催時間
午前9時30分から午後5時30分 ※入館は午後5時まで
観覧料
一般800(600)円 高・大生600(400)円 小・中生400(200)円 ※( )内の料金は前売り、および20名以上の団体料金
主催者
北九州市立美術館 高松次郎展実行委員会
概要
1936年に東京の渋谷に生まれ、東京藝術大学の油絵科で学んだ高松次郎は、読売アンデパンダン展に出品、二十代の頃から現代アートの旗手として注目されていました。66年に東京画廊で個展を開催、68年にはヴェネツィア・ビエンナーレに出品するなど、日本だけでなく海外においても注目を集めました。彼の活動の初期は、中西夏之や赤瀬川原平と結成したハイレッド・センターという匿名性の強い現代アートのグループ活動が雑誌などのマスコミを通して知られていますが、高松個人として注目されたのは、ものの実体ではなく影のみを描いた「影」シリーズの原画でした。画面上の文字が表す意味がその文字自体になるという『英語の単語』など、概念的な作品が特に評価されましたが、「影」の後は、「遠近法」、「単体」、「複合体」、「平面上の空間」、「形」と、さまざまなシリーズを展開させました。ここのシリーズの表現がそれぞれ非常に異なるため、高松次郎という作家の作品は一貫性を欠くように見えます。しかし、彼が生涯に残した2000点を超えるドローイングを見ていくと、見え方はまったく異なるシリーズが、実は丹念な思考の積み重ねにようるものであるということが分かります。今回の展覧会では、完成作品と、それにいたるまでのドローイングを比べながら見ていくことで、一人の作家の思考が積み重ねられていくようすをたどります。なお、今回の展覧会では、1974年に博多の福岡シティ銀行本店のために制作された応接コーナーである『影の部屋』の実物大再現展示を行います。本店の設計者である磯崎新が特に高松に依頼して作られたこの部屋は、壁、飾り棚、絨毯に影が描かれており、部屋に入ったときに壁に映る本物の影と重なって不思議な効果をあげます。高松次郎の思考の世界を立体的に楽しむことができる展覧会となるでしょう。
ホームページ
http://kmma.jp/
展覧会問合せ先
北九州市立美術館 Tel.093-882-7777
会場住所
〒804-0024
福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
交通案内
美術館シャトルバス(無料)
「七条」⇄「美術館口」⇄「美術館」
シャトルバス「七条」のりばから、10:00より16:40まで運行(20分間隔)。

西鉄バス
●市内各地より「七条」または「美術館口」で下車。「七条」または「美術館口」からシャトルバスに乗車し、「美術館」で下車(所要3~5分、20分間隔発車)
●「福岡天神バスセンター」から高速バス“いとうづ号”(小倉方面行き)に乗車し、「七条」で下車(所要1時間15分)。「七条」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車。


●北九州都市高速道路「山路」ランプから車で8分
●【福岡・熊本・長崎方面から】九州自動車道「八幡IC」から北九州都市高速道路へ
●【山口方面から】九州(中国)自動車道「門司IC」から北九州都市高速道路へ
●【大分方面から】国道10号線から北九州都市高速道路(長野ランプ)へ

鉄道(JR)
【JR小倉駅(在来線・新幹線)から】
●「小倉駅バスセンター③のりば」から西鉄バス22番(黒崎行き)に乗車し「七条」で下車(所要30分)。「七条」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車
●「魚町」から西鉄バス1番(黒崎・折尾行き)に乗車し、「七条」で下車(所要20分)。「七条」からシャトルバスに乗車し、「美術館」で下車
【JR戸畑駅から】
●「戸畑駅」から西鉄バス40番(香月・小嶺行き)に乗車し「美術館口」で下車(所要20分)。シャトルバス「美術館口」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車
【JRスペースワールド駅・JR枝光駅から】
●タクシー(所要10分)
【JR黒崎駅から】
●「黒崎バスセンター」から西鉄バス1番(砂津・魚町行き)、22番(砂津行)に乗車し「七条」で下車(所要20分)。「七条」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車
ホームページ
http://www.kmma.jp
福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
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