「時」を解題のテーマとして、俳諧や絵画に表された与謝蕪村の作品が持つ魅力を解き明かしてみましょう。
会場を「時を捉える」「時を想う」「時を旅する」の三部から構成し、掛け軸や屏風・巻物、また短冊や書簡など、館蔵の蕪村作品を取り取りに選びました。
会期を前期・後期に分け、陳列替えを挟んで全五〇点程の作品を展示します。
蕪村「奥の細道」画巻(重要文化財)も上巻・下巻をそれぞれ前期・後期に出品し、全巻を公開いたします。
併せて、呉春「白梅図」屏風(重要文化財)も蕪村の最期に因む作品としてご覧いただきます。