寒さが和らぎ、暖かな陽射しがふりそそぐこの季節に、花をテーマとした展覧会「美術館でお花見を」を開催いたします。
花はその美しさから、古来より様々な文化圏で芸術作品に取り上げられてきました。日本でも、梅や桜などをはじめとした四季折々に咲く花たちが、詩歌や絵画などで表現されています。
本展では、絵画からインスタレーションまで、花に関連する作品約30点を展示します。
今回取り上げる作品のほとんどは、山内多門の[紅白梅図]などといった花を直接的に描写したものですが、なかには松本英一郎「さくら・うし・92」のように、タイトルと色彩でもってその存在を想像させるものもあります。
画面の中で永遠に咲き続ける花たちの姿をどうぞお楽しみください。