タイトル等
企画展
遊びの文化
―和歌・蹴鞠・楽器のたしなみ―
会場
林原美術館
会期
2022-01-27~2022-03-31
休催日
月曜日休館(祝日等休日の場合は翌日)

【臨時休館について】「暴風警報」・「特別警報」が発令されている場合は、臨時休館とさせていただきます。詳細は当館ホームページに掲示しておりますのでご覧ください。
開催時間
10時~17時
(入館受付は16時30分まで)
観覧料
一般500円 高校生300円 小・中学生無料
◎友の会会員、学校メンバーズ加入団体、障がい者手帳提示の方・付添者▶無料
◎団体(20名様以上)、シルバーカード提示の方▶2割引
主催者
林原美術館
協賛・協力等
後援 岡山県郷土文化財団、山陽新聞社 RSK山陽放送
概要
貴族社会において和歌は教養であり、互いに想いを伝える大切なコミュニケーションツールのひとつでした。「かな文字」や「散し書き」の書法が浸透し、華麗な装飾料紙が和歌の世界観に華を添えると、書風だけではなく、意匠を凝らした料紙にも関心が寄せられるようになります。また文学的な発展として、掛詞、枕詞、本歌取りなどの表現技法が確立されると、それらの教養は共通の学問として重要視され、和歌を介した交流はより一層盛んになりました。そうした風潮は和歌に限ったことではなく、公事(公的な儀礼)で披露される管弦や蹴鞠、香道、茶の湯などの芸道においても素養や礼節が求められ、より洗練された“たしなみ”として意識されるようになります。やがて熟達した者は指導的な立場として活躍し、家業として継承しながら将軍家、大名家をはじめとする教養層との関係を深めていきました。
時代の移ろいと共に、雅やかな王朝文化は書跡や絵画の主題として愛好されるようになり、“芸術”へと昇華されていきます。そうした趣向は工芸品の意匠にも求められ、将棋や貝合せなどの遊戯具が婚礼道具の一具として取り入れられるなど、後世では格式の高い“遊び”として広く親しまれるようになりました。
本展では館蔵資料を中心に、代々岡山藩主をつとめた池田家ゆかりの和歌資料や美しい装飾料紙の短冊、二代藩主の綱政が和歌の添削や指導を受けた詠草など藩主のたしなみを伝える資料をご紹介します。また蹴鞠に関する書や衣装類、琵琶・琴・笙の楽器類、遊戯具など武家に伝わる豊かな教養と遊びの文化を展観いたします。
イベント情報
ギャラリートーク
会期中の土曜日14時から 学芸員によるギャラリートークを行います。
※お申込みは不要で、当日自由にご参加いただけます。

コンサート
「早春 和洋弦楽器の競演! 箏VSチェロ」
令和4年3月19日(土) 開場18時 開演18時30分
毎年大変ご好評を頂いております三船文彰氏のチェロコンサート。今年は二十五弦箏演奏家・小澤千絵子氏をお招きいたします。チェロと二十五弦箏の、夢の競演から生まれる美しい音色をお楽しみいただきます。
出演◎チェロ 三船文彰 氏/ 箏 小澤千絵子 氏
場所◎林原美術館内 特設ステージ 定員◎60名(要予約)
参加費◎2,600円(入館料別途・2割引)

学術シンポジウム
「綱政公の文事・芸事」(仮)
令和4年3月12日(土)13時~16時30分
関西大学との共同研究について、これまでの調査・研究によって得られた知見や成果を各専門の先生方に発表いただくシンポジウムを開催いたします。
共催◎関西大学、林原美術館
場所◎岡山県立図書館 多目的ホール(岡山市北区丸の内2丁目)
参加費◎無料 ※入場制限(要予約)

【開催予定のイベントについて】新型コロナウイルス感染症の状況により、開催内容の変更、延期もしくは中止となる場合がございますので、事前に当館ホームページ等でご確認をお願いします。
ホームページ
http://www.hayashibara-museumofart.jp/data/640/exhibition_tpl/
会場住所
〒700-0823
岡山県岡山市北区丸の内2-7-15
交通案内
■JR岡山駅から 徒歩25分
■岡電バス/ 岡電高屋行 県庁前下車 徒歩3分
■宇野バス/ 瀬戸駅前行・四御神行 県庁前下車 徒歩3分
■市内電車/ 東山行 県庁通下車 徒歩7分
■循環バスめぐりん/ 県庁線、県庁・京橋線(Cルート) 県庁前下車 徒歩3分
ホームページ
https://www.hayashibara-museumofart.jp/
岡山県岡山市北区丸の内2-7-15
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