タイトル等
ちひろ美術館コレクション 絵本から飛び出せ!動物たち
会場
安曇野ちひろ美術館
展示室3・4
会期
2022-06-04~2022-09-04
※会期は予告なく変更になる場合があります。
休催日
水曜日(祝休日開館、翌平日休館)
開催時間
10:00~17:00
観覧料
大人900円/高校生以下無料
団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生の方は700円/障害者手帳ご提示の方、介添えの方1名まで無料/年間パスポート3000円
主催者
ちひろ美術館
概要
地球上に生きるさまざまな動物たち。森のなかひっそりと暮らすアナグマやイノシシ、アフリカのサバンナを闊歩するライオンやヌーの大きな群れ、一年中雪と氷に覆われた極地でたくましく生きるホッキョクグマ--。変化に富んだ複雑な生息環境や、人との関わりによって多様な種にわかれた動物たちは、それぞれがユニークな特徴を持っています。本展では、ちひろ美術館コレクションのなかから、世界の絵本画家が描いた動物たちを「森へ」「ジャングルの暮らし」「サバンナのなかま」「ちいさいがいっぱい」「人の一番近くで」「人の暮らしとともに」の6 つのテーマにわけて紹介します。

森へ

ユーラシア大陸北部に広がる針葉樹林や温帯林には、キツネやシカ、ヒグマなど、広い地域で共通した動物が多く見られます。陸続きだった時代があるため、日本にもこうした共通種が存在します。

エフゲーニー・ラチョフが描いたウクライナ民話の絵本『てぶくろ』には、わたしたちにも馴染み深い動物が、洋服を着て登場します。ラチョフは民話に登場する動物を、人間の性格や社会的地位などを暗示し強調した存在であるととらえ、それを表現するために動物たちに民族衣裳を着せています。広大な針葉樹林とツンドラ(永久凍土に覆われた極寒の草原)が出会うロシアの美しい自然のなかで少年時代を過ごし、ウクライナの自然公園で野生動物の観察を続けたラチョフは、姿態の特徴をよくとらえたリアルな動物たちに人間の心を巧みに重ね合わせています。本展では、当館が収蔵する『てぶくろ』の原画全7点を、習作も含め展示します。

サバンナのなかま

アフリカ大陸中部に位置する、まばらに木の生えた熱帯の草原・サバンナでは、ヌーなどの大型草食動物が何千頭にもおよぶ大きな群れを成し、草を求めて移動しながら暮らしています。そして、こうした群れの存在が、ライオンを始めとする肉食動物のいのちを支えています。

「生命はぐるぐるまわっている」--旭山動物園の飼育員という経歴を持つ画家・あべ弘士は、何度も訪れたアフリカの大地で壮大な生命の循環を感じたといいます。どこまでも続く青い空とサバンナ、そのなかで圧倒的な存在感を放つ動物を大胆な筆致と鮮やかな色彩で描いたあべの絵本『ライオンのながいいちにち』の原画を、一堂に展示します。

動物を見分けてみよう!

動物は、それぞれが持つ体の特徴から、「種」というグループに分けられます。同じサイでも、1本角のサイはアジアに、大きな2本角を持つサイはアフリカに生息し、5種が現存しています。それぞれ口元や皮膚に違いがあり、外見で見分けることができます。

ユゼフ・ヴィルコンは、フランスの映画俳優ジャン・ギャバンをサイに見立てて描きました。洋服を着て、俳優の面差しを残したサイにも、ヴィルコンは動物本来の特徴を細かく描き込んでいます。動物写真と見比べながら、作品を観察するコーナーも設けます。

ときには写実的に、ときにはユーモラスに、さらにはイメージをふくらませて、画家が描いた動物からは、画面から飛び出してくるような、いきいきとしたいのちの輝きが感じられます。魅力あふれる動物たちをご覧ください。
イベント情報
動物園の飼育員さんに聞いてみよう!絵本の動物たちのリアル
【日時】2022年6月19日(日) 14:00-15:00
【会場】安曇野ちひろ美術館 多目的ギャラリー
【定員】30名
【参加費】無料(入館料別)
【申し込み】要事前予約(公式サイト、TEL.0261-62-0772にて)
【講師】高田孝慈さん(長野市城山動物園・飼育員)
6/4より開催の展覧会「ちひろ美術館コレクション 絵本から飛び出せ!動物たち」に関連し、長野市城山動物園の飼育員・高田孝慈さんをお招きして、トークイベントを行います。
動物と一番身近に接している飼育員さんから、動物園の仕事についてのお話や、作品に登場する動物たちのリアルな素顔を教えてもらいます。
参加者には特別なプレゼントもご用意しています。ぜひ、ご参加ください。
※本イベントは新型コロナウイルスの感染拡大状況により変更になる可能性がございます。
※最新情報は、こちらのページもしくはお電話(TEL.:0261-62-0772)にてお問い合わせください。

学芸員によるスライドトーク
【日時】2022年7月10日(日) 14:00- 2022年8月21日(日) 14:00-
【会場】安曇野ちひろ美術館 多目的ギャラリー
【定員】20~30名ほど
【参加費】無料(入館料のみ)
【申し込み】不要(参加自由)
14:00~ちひろ展/14:30~コレクション展
学芸員が、開催中の展覧会の見どころを、スライドを用いてわかりやすく解説します。
※本イベントは新型コロナウイルスの感染拡大状況により変更になる可能性がございます。
※最新情報は、こちらのページもしくはお電話(TEL.:0261-62-0772)にてお問い合わせください。

絵本のじかん
【日時】2022年7月9日(土) 11:30-12:00 2022年7月23日(土) 11:30-12:00 2022年8月13日(土) 11:30-12:00 2022年8月27日(土) 11:30-12:00
【会場】安曇野ちひろ美術館
【参加費】無料(入館料別)
【申し込み】不要(参加自由)
季節や展示にあわせた絵本の読み聞かせや素話を、親子でお楽しみください。
あかちゃんから大人まで、ご予約不要・参加自由のイベントです。
※本イベントは新型コロナウイルスの感染拡大状況により変更になる可能性がございます。
※最新情報は、こちらのページもしくはお電話(TEL.:0261-62-0772)にてお問い合わせください。
ホームページ
https://chihiro.jp/azumino/exhibitions/71687/
会場住所
〒399-8501
長野県北安曇郡松川村西原3358-24
交通案内
[電車によるアクセス]

■安曇野ちひろ美術館の最寄り駅
●JR大糸線 信濃松川駅
信濃松川駅から 安曇野ちひろ美術館まで 約2.5km
・タクシー 約5分
・レンタサイクル 約15分
・徒歩 約30分
※ レンタサイクルは、信濃松川駅前で借りることができます。お問い合わせ先:セピア安曇野・松川村観光協会 TEL. 0261-62-6930

●JR大糸線 穂高駅
穂高駅より あづみ野周遊バス利用 約20分
※ あづみ野周遊バス
穂高駅を中心とした安曇野の観光地を巡る周遊バスです (運行区間内は乗り降り自由)。
4月下旬から11月上旬まで土日祝のみ運行。 (ただし、GW・7月下旬~9月上旬は平日も運行)

●JR大糸線 信濃大町駅
信濃大町駅より 信濃大町周遊バス「ぐるりん号」利用 約35分
※ 信濃大町周遊バス「ぐるりん号」
7月上旬から11月上旬までの土日祝のみ運行。 (ただし、7月下旬~9月上旬は平日も運行)

■長野市からのアクセス
長野駅から JR篠ノ井線にて 松本駅 へ
松本駅で JR大糸線に乗り換え 信濃松川駅 もしくは 穂高駅 下車

長野駅から 松本駅を経由し、南小谷駅へ行くリゾート列車も利用できます。(1日1往復)

<補足>
長野市からは大町への高速バスもございます。
※ このバスをご利用の場合は、信濃大町駅バス停にて下車、JR大糸線に乗り換え 信濃松川駅 まで電車をご利用ください。
また、7月上旬から11月上旬まで 大町周遊バス「ぐるりん号」が運行しております。安曇野ちひろ美術館を通るコースもございますので、ご利用ください。

■松本市からのアクセス
JR大糸線にて 信濃松川駅 もしくは 穂高駅 下車

[飛行機(信州まつもと空港)からのアクセス]
信州まつもと空港から、安曇野市(穂高駅前)・池田町(道の駅池田)・松川村(すずむし荘)・大町市(大町温泉郷)・白馬村(神城駅、白馬八方バスターミナル)・小谷村(栂池高原)を往復するシャトルバスが運行しております。
・安曇野ちひろ美術館最寄の停車バス停 : 松川村(すずむし荘) 下車 徒歩 5分程度

[都心から高速バスによるアクセス]
東京 新宿駅西口バスターミナル から白馬方面へ高速バスが運行しております。
・安曇野ちひろ美術館最寄の停車バス停 : 安曇野松川 下車 タクシー 約8分

[車によるアクセス]

長野自動車道「安曇野」I.C.より 大町・白馬方面へ 約30分
※駐車台数 200台(第1・2駐車場合計) 大型バス 8台(第1駐車場)
※第1駐車場から美術館までは約徒歩2分です(一部段差あり)。 お体の不自由な方は、身障者用駐車場もございますので、事前にご連絡ください。(TEL:0261-62-0772)

※2012年10月7日より 豊科ICは 安曇野ICへ名称変更いたしました
ホームページ
https://www.chihiro.jp/
会場問合せ先
テレフォンガイド:0261-62-0777
長野県北安曇郡松川村西原3358-24
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