長引くコロナ禍。厳しい状況であっても、文化芸術の灯を絶やさない。
そんな決意で、様々な工夫と万全の感染症対策の下、「アート×サイエンス・テクノロジー」をテーマとした「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-」を開催いたします。
ぜひ京都・岡崎地域で、芸術と科学の融合をお楽しみください。
KYOTO STEAM -世界文化交流祭- 実行委員会 評議会議長
京都市長 門川大作
KYOTO STEAM -世界文化交流祭-
アート×サイエンス・テクノロジーをテーマに、未来志向で革新的なプロジェクトにより構成されるフェスティバル。
「世界の未来に希望が持てる社会を構想し発信すること」をビジョンとし、フェスティバルの起点となった〈KYOTO CULTIVATES PROJECT〉の理念「京都は耕す、育む、磨く」を体現する祭典を目指しています。
アーティスト、科学者や研究者、職人や技術者、さらには子どもから大人までが参画し、企業や大学・研究機関と協働して、多彩なプロジェクトを進めており、その成果やプロセスを、展覧会、公演、トーク、ワークショップなどの形で発表します。
※STEAM…Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字を組み合わせたもの
KYOTO CULTIVATES
京都は耕す、育む、磨く
産業革命以来の人類の進歩は、地球温暖化や巨大災害により生存が脅かされ、宗教対立やテロなどにより人類の間で分断が進むなど行き詰まりを見せています。
また、文明の進歩が人類に幸福をもたらすという素朴な期待は、ITの発達により深刻なリスクと背中合わせであることが一般的な認識となり、未来への懐疑も深まっています。
こうした中で、長年にわたり多くの自然災害に見舞われ、幾多の戦乱に巻き込まれながらも、古代からの文化が途絶えることなく承継されている京都が、東洋的な自然と人間との共生や日本的な宗教的寛容という土壌の下で、新たな未来に向けて現在の営み及びその源泉となるものを耕し、育み、磨くこと(CULTIVATES)が現在、改めて求められています。 本プロジェクトを通じて、世界の未来に希望が持てる社会を京都そして日本から構想し、発信します。