タイトル等
芸術に親しもう!おでかけ美術館 第3回 紀北地方 Museum on a Trip #03
野田裕示展
会場
橋本市 教育文化会館
第4展示室
会期
2021-10-01~2021-10-24
休催日
10月4日(月)、11日(月)、18日(月)
開催時間
9:00~17:00
(入場は16:30まで) 水・金は22時まで 最終日24日(日)は14 時まで
観覧料
入場無料
概要
御坊市(ごぼうし)で1952年に生まれた画家・野田裕示(のだひろじ)さんは、絵というもののあり方をテーマに、制作を続けています。
油絵(あぶらえ)は普通、木枠(きわく)に張(は)った麻の布[カンヴァス]に描かれます。野田さんはそのような作品のあり方を疑(うたが)うことから、独自(どくじ)の作品のかたちを生み出してきました。カンヴァスを平らに張るのでなく、凹凸のある面を作って、そこに貼(は)りつけることで、カンヴァスにも凹凸が皺(しわ)となって表れます。カンヴァスの四辺(しへん)を縫(ぬ)いあわせることで、カンヴァスで包(つつ)みこまれた存在(そんざい)としての絵画のあり方が提示(ていじ)されます。あるいは絵画の表と裏がひっくり返ってしまった箱(はこ)のようなかたちの作品もあります。また、画面と同じ大きさの布を折(お)りこんだり縫(ぬ)いあわせたりして生まれるかたちや、野田さん自身が生み出したかたちから、画面が作り出されます。最近の作品では、広げた絵具を板で掻(か)きとって、偶然(ぐうぜん)できたかたちが描(えが)かれています。そこでは、表面(ひょうめん)にはどんなかたちがあれば絵画が成立するのかが、問われているのです。絵具を何度も塗(ぬ)っては磨(みが)くことから生まれてくる画面の質感(しつかん)は、それ自体が野田さんの作品そのものとしての特徴(とくちょう)を持つものとなっています。野田さんは作品に「WORK」と番号(ばんごう)を組みあわせた題名(だいめい)をつけています。他のなにものでもない独自(どくじ)のかたちをしたものが、作品(さくひん)としてそこに存在(そんざい)しているのです。
この展覧会(てんらんかい)では、過去35年間に野田さんの作ってきた作品の一端(いったん)を紹介(しょうかい)します。
どのようにして作られたかたちから作品が生まれてきたのか、考(かんが)えながら見てみてください。
ホームページ
https://www.momaw.jp/exhibit/2021_odekake/
会場住所
〒648-0072
和歌山県橋本市東家1-6-27
和歌山県橋本市東家1-6-27
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