2009年deuxで初めて個展をさせていただいてから今回で8回目の個展となりました。ここでの展示は私にとって特別なことです。それは、島田さんが常にコウノ真理の変化を驚きを持って見続けて下さり的確な言葉を頂けるからです。
「コウノは意外性とユーモアにあふれた作品へ大転換をして見せた。しかしそれはトロンプ・ルイユやトリックアートではない。日常のなかにひそむ双方へのコウノの柔らかい眼差しは等価であり、場を作品としながら、騙すのでなく視覚や触覚、質感などが異化されそこから生じるズレをニヤリと楽しむことになる」(2017年の案内状より)
その言葉は、私にとって進むべき道を指し示すコンパスで、それを糧として制作して来たように思います。Troisでのこれからの制作をみていただければ・・・。
コウノ真理