「博物図」は、自然の事物を正確に記録し、動物や植物等の種類の別を表すことを目的に描かれたもので、“博物の肖像画”と呼ばれることもあります。
本展では、国立科学博物館をはじめ高知県立牧野植物園、玉川大学教育博物館が、それぞれ所蔵する博物図の中から、江戸後期-明治初期に図譜の制作にいそしみ、優れた博物図の数々を遺した、関根雲停、服部雪斎、中島仰山等の作品を中心に展示・紹介します。
展示作品数約40点
(会期中に、一部展示替あり)
主な展示作品
関根雲停「燕子花」「蒲公英」
服部雪斎「クロマツ」「ベニバナ」
中島仰山「うみがめ(背面)ノ図」「豹皮ノ図」
平木政次「爬虫類写生図」「蝦蟹類写生図」
牧野富太郎「コウシンソウ」「ヒメノボタン」
文部省「博物図」(掛図)
〃 「動物第一 獣類一覧」(掛図)