この度、東京画廊+BTAP ではグループ展『SUSHI- A World in a Grain of Sand』を開催いたし ます。日本、中国、香港、フィリピン、イランから計 11 組の作家の作品が一堂に集結する本 展は、中国の若手キュレーター・ユニット集団 Xn とのタイアップによって実現したものです。 人々の眼差しを指先サイズの作品へと回帰させ、精巧につくられた小さいものへの礼讃を本展 の趣旨としています。
展覧会タイトルの「SUSHI」は、鮨職人の小野二郎氏を追ったドキュメンタリー作品『二郎は鮨の夢を見る(Jiro Dreams of Sushi)』からインスパイアされたものです。小野氏は、料理人であると同時に、定められた型枠の中で、手技の極みを追い求める芸術家でもあります。SUSHI いとぐちということばを題することで、「細微」「精巧」「日常」「手技」を 緒 に、異なるメディアの 作品群を通して、「小中見大(小さいものを通して大きいものをみる)」といった真義の提示 を試みます。