吉野石膏コレクションは吉野石膏株式会社と吉野石膏美術振興財団が所蔵する絵画の総称です。天童市美術館では256点の日本画の寄託を受けており、定期的にコレクション展を開催しています。
2021年度2回目の開催となる本展では、安井曾太郎《古赤絵皿の桃》や佐伯祐三《扇を持つ婦人像》、斎藤真一《赫い陽》をはじめとする油彩画と、上村淳之《杜鵬》、上村松園《良夜吹笛図》後藤純男《秋行く大和》などの夏、秋を描いた日本画、近代日本画界の巨匠・横山大観の描く富士山《神国日本》《霊峰不二》や、前田青邨《黄瀬川》《宇治川》《那須與一》《真鶴之濱》の源平合戦(治承・寿永の乱)を題材にした歴史画を含めて約95点の作品を展示します。どうぞお楽しみください。