タイトル等
「写真の都」物語
―名古屋写真運動史:1911-1972 ―
会場
名古屋市美術館
会期
2021-02-06~2021-03-28
休催日
毎週月曜日
開催時間
午前9時30分~午後5時
(入場は午後4時30分まで)
夜間開館:毎週金曜日は午後8時まで(入場は午後7時30分まで)
観覧料
一般 当日1,200円 前売1,000円
高大生 当日800円 前売600円
中学生以下無料
・前売券は主要プレイガイド、チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケット、主なコンビニエンスストアでお求めいただけます。(発売は2021年2月5日[金]まで)
・身体等に障害のある方は、手帳の提示により本人と付添者2名まで当日料金の半額でご覧いただけます。
・名古屋市交通局発行の「一日乗車券」「ドニチエコきっぷ」を当日利用して来館された方は100円割引。
・「名古屋市美術館常設展定期観覧券」の提示で上記前売料金が適用されます。
・いずれも他の割引との併用はできません。
・「写真の都物語ー名古屋写真運動史展」の観覧券で、2月6日(土)~3月14日(日)の期間に限り、常設展もご覧いただけます。

○名古屋市美術館公式サイトで最新情報をご確認ください。
主催者
名古屋市美術館、毎日新聞社、メ~テレ、読売新聞社
協賛・協力等
[後援]名古屋市立小中学校PTA協議会
[助成]公益財団法人ポーラ美術振興財団、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
概要
近代名古屋の写真表現は、1920年代に日本のピクトリアリズム(絵画主義的写真)をけん引した〈愛友写真倶楽部〉の活動に始まります。伊良湖岬や日本アルプス等、海と山に近く、撮影地に恵まれた当地の写真家たちは、風景写真の新たな境地を開拓しました。
当初、“旦那衆”の道楽として興った写真の趣味は、やがて広くアマチュアに拡がり、1930年代半ばには名古屋独自のアマチュア向け月間写真雑誌が創刊され、同誌を背景として「前衛写真」と呼ばれた名古屋発信の表現が全国を席巻しました。戦後、シュルレアリスム(超現実主義)表現が復活すると、敗戦後の社会生活を凝視するリアリズム運動と“鎬を削り”ました。その後、写真家・東松照明の登場と彼によって〈中部学生写真連盟〉が組織されると、若い感性が独自の表現を模索しますが、その一部はやがて学生運動へと収斂されて行きました。
このように連綿と続く名古屋の写真表現に於いてさらに特筆すべきは、彼等の活動が個々の作品の発表に止まるばかりでなく、機関誌や会報、写真集を出版し、自分たちの表現志向や意思を伝えようとしたことです。各時代に出版された多種多様な資料群は、名古屋が全国でも屈指の「写真都市」であり続けたことを証明するものとも言えましょう。
本展覧会は、名古屋の写真表現の展開を連続する“運動体”として捉え、時代のなかで、思潮を反映しながら展開したその軌跡を、作品と資料によって辿ります。
イベント情報
解説会
展示構成に沿って、担当学芸員が作品とその時代背景を解説いたします。
①2月20日(土)「芸術写真を超えて―〈愛友写真俱楽部〉の内外」
②3月6日(土)「前衛写真から主観主義写真へ―写真家たちの戦前/戦後」
③3月20日(土・祝)「東松照明と〈中部学生写真連盟〉」
いずれも午後2時から(午後1時半開場)
講師:竹葉 丈(名古屋市美術館学芸員)
会場:名古屋市美術館2F講堂 定員:90名(先着順)、入場無料
会場住所
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄2-17-25 [芸術と科学の杜・白川公園内]
交通案内
地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」下車、5番出口から南へ徒歩8分
地下鉄鶴舞線「大須観音」下車、2番出口から北へ徒歩7分
地下鉄名城線「矢場町」下車、4番出口から西へ徒歩10分
ホームページ
http://www.art-museum.city.nagoya.jp
愛知県名古屋市中区栄2-17-25 [芸術と科学の杜・白川公園内]
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