タイトル等
日本画のゆくえ-継承と断絶・模倣と創造
日本画の現在、そして未来をさぐる!
会場
栃木県立美術館
会期
2022-01-29~2022-03-21
休催日
月曜日(3月21日は開館)
開催時間
午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一 般:900(800)円
大高生:600(500)円
中学生以下無料
( )内は20名以上の団体
主催者
栃木県立美術館
協賛・協力等
朝日新聞宇都宮総局、NHK宇都宮放送局、エフエム栃木、産経新聞宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、とちぎテレビ、栃木放送、日本経済新聞社宇都宮支局、毎日新聞社宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局
概要
幕末から明治への転換はわが国にとって実に劇的なものであった。日本が近代国家として世界へはばたくための経済政策を推進するにあたり、さまざまな方面で西洋の技術を導入することになる。国の近代化は「美術」という新しい概念とともに日本の絵画界にも押し寄せた。18 世紀後半に現れた司馬江漢らによる洋風画は、伝統的日本絵画の流れの上にある西洋画法の和様化ともいえるが、日本絵画の近代化は、西洋絵画芸術にとって必須である「光と影」を表現する写実的な油彩画の本格的導入をひとつの方法とした。その西洋絵画(日本における洋画)の対概念として、国の名を冠した「日本画」という用語が明治20年代には定着したといわれている。その契機となったのが、1882(明治15)年にフェノロサが龍池会の講演会で「Japanese Painting」と称して展開した「日本画優位論」だった。その後、「日本画」は日本の「公絵画」としてのスタイルを模索する時代に入る。フェノロサの側近であった岡倉天心らによる日本美術院を中心とした新派は、西洋の絵画に負けない独自の表現形式を目指し、それに反する日本美術協会(龍池会を前身)ら保守系美術団体による旧派は、近世までの流派や画系の伝統を継承していくことになったのである。
それから時を経た現在、「日本画」は日本の「公絵画」としてのスタイルをもつに至ったのだろうか。「日本画」は、「日本の絵画の総称」として用いられる場合が多いが、果たしてそれでよいのだろうか。また、技法的側面からすれば顔料を膠で溶いて彩色する「膠彩画」を「油彩画」と対峙させて用いるべきなのではないか。
本展では、現在日本画家として活動する気鋭の画家たちによる作品を通して、明治・大正・昭和の激動期から平成を経て令和に至る「日本画」が、その歴史上に今も存在するのか、それともピリオドを打ったのか、もしくは「新しい日本画」が誕生したのかということを問いかけたい。
本展では、現在日本画家として活動する気鋭の画家たちによる作品を通して、明治・大正・昭和の激動期から平成を経て令和に至る「日本画」が、その歴史上に今も存在するのか、それともピリオドを打ったのか、もしくは「新しい日本画」が誕生したのかということを問いかけたい。
イベント情報
※当日の企画展観覧券が必要です。
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況によっては、予定を変更する場合がございます。
最新情報は当館ホームページ等でご確認ください。

★ギャラリートーク
(担当学芸員+出品作家)
1月29日(土)、2月26日(土)、3月19日(土)
各回とも午後2時~(1時間程度)
*事前申込み不要
*担当学芸員のみで実施の場合もあります。
ホームページ
http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/t220129/index.html
会場住所
〒320-0043
栃木県宇都宮市桜4-2-7
交通案内
電車・バスをご利用の場合―
■ JR宇都宮駅から
西口バスターミナル 6番・7番乗り場から、
関東バス [作新学院・駒生行]で約15分、桜通十文字下車すぐ
■ 東武宇都宮駅前から
東武宇都宮駅前バス停(大通り沿い)から、
関東バス [作新学院・駒生行]で約5分、桜通十文字下車すぐ

お車をご利用の場合―
駐車場有・料金無料
■ 東北自動車道で
[鹿沼IC]から 約15分、または [宇都宮IC]から 約20分
■ 北関東自動車道で
[壬生IC]から 約25分
ホームページ
http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/
栃木県宇都宮市桜4-2-7
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