- タイトル等
知られざる新版画・笠松紫浪の画業に迫る。
- 会場
- 太田記念美術館
- 会期
- 2021-02-02～2021-03-28
前期:2月2日(火)→25日(木)
後期:3月2日(火)→28日(日)
※新型コロナウイルス感染防止対策のため、予告なく予定を変更することがございます。また、入場および観覧に際し、制限・制約やご協力をお願いする場合がございます。ご来館の前に、当館ウェブサイトやハローダイヤルにて最新情報をご確認ください。
- 休催日
- 月曜日、2月26日(金)→3月1日(月)※展示替えのため
- 開催時間
- 10:30～17:30
(入館17時まで)
- 観覧料
- 一般:1000円/大高生:700円/中学生以下無料
※会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示にて200円割引(他の割引との併用不可)
- 概要
「新版画」とは、大正から昭和にかけて、絵師、彫師、摺師の協同作業によって制作された木版画のことです。版元である渡邊庄三郎が提唱し、伊藤深水や川瀬巴水、𠮷田博、小原古邨といった絵師たちによって、新しい時代に見合った版画芸術が次々と生み出されました。
笠松紫浪(一八九八～一九九一)は、鏑木清方の門人として日本画を学び、大正八年(一九一九)、渡邊庄三郎から依頼されて新版画を刊行しました。その後、昭和七～十六年(一九三二～四一)には、東京のモダンな都市の風景や、温泉地の風情を描いた風景画を刊行。戦後は渡邊庄三郎から離れ、昭和二十七～三十四年(一九五二～五九)、芸艸堂から版画作品を刊行します。新版画の初期から関わり、戦後も、絵師、彫師、摺師の協同作業による版画を発表し続けたという意味で、紫浪は「最後の新版画家」であると言えるでしょう。
新版画は、近年、注目が集まり、特に川瀬巴水や𠮷田博については、大規模な展覧会が開催されています。一方、紫浪は、巴水の風景画と作風が類似しているためか、その陰に隠れてしまい、掘り下げて紹介されることはほとんどありませんでした。
紫浪は、令和三年(二〇二一)に没後三十年を迎えます。本展は、それを記念して、紫浪の新版画の全貌を紹介いたします。大正から昭和にかけて制作された版画作品約一三〇点(前後期で全点展示替え)の展示となります。最後の新版画家・笠松紫浪が捉えた、モダンでどこか懐かしい風景を、どうぞご堪能ください。
- 展示替え情報
- ※前後期で全点展示替え
- ホームページ
- http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kasamatsu-shiro-the-last-shin-hanga-prints-artist
- 展覧会問合せ先
- 050-5541-8600(ハローダイヤル)
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