タイトル等
冬季所蔵品展 「20世紀 二大革命 フォーヴィスムvsキュビスム ―色彩と形態の革新―」
会場
ふくやま美術館
2階常設展示室
会期
2021-12-15~2022-03-27
休催日
月曜休館
※ただし1/3(月)、1/10(月・祝)、3/21(月・祝)は開館、
12/28(火)~1/1(土・祝)、1/11(火)、3/22(火)は休館
開催時間
午前9時30分~午後5時
観覧料
一般310円(250円) 高校生以下無料
( )内は有料20名以上の団体料金
※観覧料の減免、割引など詳しくは施設利用案内をご覧ください。
概要
フォーヴィスムとキュビスムは、ルネサンス以来引き継がれてきた美術表現を大きく変えた、近現代絵画史上最大の芸術革新運動です。フォーヴィスムは、1905年にパリで開催された展覧会においてアンリ・マティス(1869-1954)やアルベール・マルケ(1875-1947)らの作品が「フォーヴ(野獣)」と呼称されたことに由来します。画家の感情を投影し、原色をそのままに用いた荒々しい色彩表現は、目の前の対象の色をあるがままに再現すべきという制約から絵画を解放しました。一方で、キュビスムは、パブロ・ピカソ(1881-1973)とジョルジュ・ブラック(1882-1963)によって1907年に始められた試みで、「立方体」の意味を指すフランス語の「キューブcube」に由来します。描かれる対象を一度解体し、再構成するという発想に基づき、画面内から見たままの現実的な形や質感を排除しました。色彩と形態に関わるこの2つの革新運動は、抽象絵画やコンセプチュアル・アートの誕生のきっかけになるなど、後の芸術に与えた影響は計り知れません。

本展では、ふくやま美術館のコレクションから、マティスやマルケらフォーヴィストの画家たちの展開、キュビスムの創始者であるピカソとブラックの作品を展観するとともに、色彩のみで構成された幾何学的な抽象絵画を発表したソーニャ・ドローネー(1885-1979)、コラージュ(画面に素材を貼ること)の手法で廃品などを用いたメルツ絵画を生みだしたクルト・シュヴィッタース(1887-1948)など、この美術運動に強い影響を受けた芸術家たちを紹介します。加えて、自身の感情を反映したかのような荒々しいタッチで描かれた熊谷守一(1880-1977)の力作、幾何学的な形態で女性の裸体を描き、力強い生命力を表現した北川民次(1894-1989)の人物画など、フォーヴィスムとキュビスムが日本の美術に与えた影響についても概観します。
イベント情報
学芸員によるギャラリートーク
2021年12月18日(土)、2022年1月30日(日)、2月27日(日)
いずれも午後2時~
※事前予約不要
※所蔵品展観覧券が必要
ホームページ
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/fukuyama-museum/246596.html
会場住所
〒720-0067
広島県福山市西町2-4-3
交通案内
●JR福山駅北口から西へ約400m
●山陽自動車道「福山東I.C」から車で西へ約20分
ホームページ
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/fukuyama-museum/
広島県福山市西町2-4-3
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