朝日陶芸展は、1963(昭和38)年に第1回展が始まって以来、新人陶芸家の登竜門としての役割を果たしてきたほか、陶芸界の「いま」を映し出す公募展として毎回各方面から注目を集めています。41回目を迎えた今回は、全国各地から史上最多の754点の応募があり、審査の結果、栄えあるグランプリに輝いた古川敬之氏(岐阜県多治見市)の『Core Ⅷ』を含む入賞10点、入選100点が決定しました。土の持ち味を生かした重厚感あふれる作品、伝統技法が光る作品、そして特に今回多く見られる旧来の陶芸のイメージを覆すような繊細さ・はかなさを持った作品など、気鋭の作家たちの感性がほとばしる作品の数々をごゆっくりご鑑賞ください。