タイトル等
東京2020応援プログラム
秋の特別展
『白樺』創刊一一〇年
美術への情熱
―一六〇冊に込めた思い―
会場
調布市武者小路実篤記念館
会期
2020-10-17~2020-11-29
休催日
毎週月曜・ただし11月23日(月・祝)は開館、翌24日(火)は休館
開催時間
午前9時~午後5時
観覧料
大人200円 小・中学生100円
概要
1910(明治 43)年4月、武者小路実篤や志賀直哉ら文学好きの仲間が集い創刊した雑誌『白樺』は、1923(大正 12)年8月に終刊を迎えるまでの13年5ヶ月間で160冊を刊行しました。
『白樺』には小説や随筆などの文学作品だけでなく、毎号に必ず美術図版が掲載され、ロダン、セザンヌ、ゴッホら西洋美術の紹介記事や、時に特集号を組むなど、美術雑誌としての側面も持ち合わせました。雑誌の枠を超え、泰西版画や複製の展覧会を催すこともあり、『白樺』を語る上で「美術」は欠かすことのできない主題の一つです。
雑誌を発行する中で思いがけない出来事もありました。1910年11月に発行したロダン号(第1巻第8号)をきっかけに、当時、現代作家としてパリで活躍していたオーギュスト・ロダンとの交流が始まり、翌年12月には3点の彫刻「ある小さき影」「巴里ゴロツキの首」「ロダン夫人の胸像」が贈られたのです。『白樺』の仲間たちは歓喜し、国内で西洋美術のオリジナル作品を誰もが見ることのできる「公共 白樺美術館」の設立を目指し、活動していきます。
また、『白樺』には梅原龍三郎、木下劉生、河野通勢、椿貞雄、中川一政など、今日の日本近代美術を代表する芸術家が集い、当時はまだ20~30歳代と若手だった彼らの発表の場として展覧会を主催しました。
『白樺』に込められた美術への熱い思いは、創刊から110年を経た今に伝わります。本展では、ロダン作品を始め『白樺』で紹介した西洋美術を追うと共に、集った人々が表現した芸術をご覧に入れます。
イベント情報
◆講演会「武者小路実篤と岸田劉生:二人の作家と画家」
日時:10月25日(日)午後2時~3時30分
講師:山田 諭 氏
(京都市美術館 学芸課主任)
会場:仙川ふれあいの家(調布市仙川町
1-21-5 せんがわ劇場3階)
定員:25名
参加費:110円
申込み:10月11日(日)必着 *別記方法で

◆展示解説
日時:11月3日(火・祝)、27日(金)
午後1時30分から *45分間ほど
解説:佐藤 杏(本展担当学芸員)
申込み:不要、当日直接展示室へ*入場料のみ

◆解説と見学「白樺の情熱、ロダンの贈りもの」
日時:11月14日(土)午後2時~3時30分
講師:福島 さとみ(当財団事務局長・学芸員)
会場:調布市武者小路実篤記念館
定員:10名
参加費:330円 *入場料別途
申込み:10月31日(土)必着 *別記方法で

◆申込み方法
往復葉書の往信面に(1)講座名、(2)応募者全員の氏名とふりがな、(3)年齢、(4)郵便番号、(5)住所、(6)電話番号、返信面にご自身の宛先を明記し、締切日必着で当館まで。1枚の葉書で2名まで応募可、応募者多数抽選。定員に余裕がある場合は、締切後の開館日9時から講座前日17時まで電話受付(先着順)。
*新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、事業を急遽中止する可能性があります。最新の情報は実篤記念館までお問い合わせください。
展示替え情報
※会期中に展示替えがあります(前半は11月6日まで、後半は11月7日より)
会場住所
〒182-0003
東京都調布市若葉町1-8-30
交通案内
<京王線>
仙川駅 または つつじヶ丘駅下車 徒歩10分

<小田急線>
成城学園前駅より 「調布駅」、または「神代団地」行バス、稲荷前下車 徒歩5分

<お車の場合>
周辺道路が狭いため、中・大型バスをご利用の場合は事前にお問い合わせください。
ホームページ
https://www.mushakoji.org
東京都調布市若葉町1-8-30
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