◆版画によせる思い(作者のことば)
此(こ)の度、鹿沼市立川上澄生美術館で展示させていただく機会を得、とても光栄に思っています。関係者の皆様に感謝申し上げます。
私は平成2年に大病を患い、3年の療養の後、漸(ようや)く健康にも自信が持てる様になった時、「賀状は木版画で」と思い立ったのです。丁度、そんな折、池田憲雄先生の木版画教室のことを知り、即、入会しました。小さい頃から絵を画くのが好きだったので、簡単に出来ると思っていたのですが、始めてみると、版画の奥深さを感じ、魅かれていきました。
その後、妹と海外旅行に出掛けるようになると、行く先々で、見るものすべてに感動し、これを版画にして残したいと思うようになり、現在に至って居ります。
これからも、仲間の皆様と切磋琢磨し合い制作を楽しんでいきたいと思って居ります。