この惑星では日々様々な物が天から降りてきます。それを受け止め反応していることが生きるということです。本年、冠型新ウイルスが僕らの生活を大きく変えました。人との接触は勿論コンサートや展覧会の開催も控えられ人生が無彩色になりました。30年以上も続けていただいている広島での発表も初めて延期になりこの時期の開催になりました。憎きウイルスですが元々は我々の体内から外に飛び出した物質でそれ故、人体細胞に入り込み易く蔓延するそうです。何故こんなことがと思いますが生物の進化に必要なシステムでそれを撲滅、排除することは無理なようです。災禍の中色々な事を感じ、学びましたがこのウイルスとも上手く共存の道を探すしかありません。世界情勢もこの災禍も自分と他者の調和をとる事が大事だと思います。 笠井正博