タイトル等
2020年度 第4期常設展
会場
高松市美術館
1階常設展示室
会期
2021-01-05~2021-03-28
(ただし、常設展示室1は3月10日(水曜日)まで。3月13日(土曜日)~3月28日(日曜日)は「第38回伝統漆芸展」を開催)
休催日
月曜日
(ただし、1月11日(月曜日・祝日)開館、12日(火曜日)休館)
3月11日(木曜日)、12日(金曜日) は展示替えのため休室
開催時間
午前9時30分~午後5時
(ただし、特別展開催期間2月6日~3月21日の金曜日・土曜日は午後7時まで)
観覧料
【一般】 200円(160円)
【大学生】150円(120円)
【65歳以上・高校生以下】無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料
※高松市キャンパスメンバーズ制度に加盟する大学等の学生証所持者は入場無料
※共通定期観覧券
共通定期観覧券をご利用になると、高松市美術館及び高松市塩江美術館主催の展覧会を、購入日から1年間何度でも鑑賞できます。
販売場所:高松市美術館1階受付及び高松市塩江美術館
販売価格:1枚3,000円(65歳以上 1枚1,500円)
※持参されたご本人のみ有効です。
※他の割引との併用はできません。
※ご購入の際、65歳以上の方は、長寿手帳等、年齢が確認できるものをお持ちください。
主催者
高松市美術館
概要
〔常設展示室1〕 画家の痕跡
美術作品は、見る者に対して、色や形が表す内容や意味を伝えると同時に、制作者の動きの軌跡を教えてくれます。例えば、油彩画をよく観察すると、絵具の厚みやかすれから、どのように筆を置いて、どのくらいの力を入れて、どの方向に動かしたのか、その瞬間の画家の動きを読み取ることができるでしょう。本展では、作品を芸術家たちの痕跡として捉えて作品を紹介します。
板の表面にノミの彫跡がつけられた李禹煥(りうーふぁん)の《刻みより No.97》や、足を使って描いた白髪(しらが)一雄の《天威星雙鞭呼延灼(てんいせいそうべんこえんしゃく)》は、作者の動きが画面から想像できます。対照的に、塗跡が全く残らないように絵具が吹き付けられた村上隆の《Red Rope》や、既製品そっくりに色付けされた大西伸明の《shoha burokku》など、動きの痕跡が消し去られている作品も展示します。
さらに、林葵衣をゲスト作家に招き、音を“唇拓”で表現する作品を紹介します。今目の前にある作品は、どのように作られたものなのか、制作の経過を想像してみましょう。

〔常設展示室2〕 讃岐漆芸に見る吉祥図
磯井如真《存清六角香盆》
鶴や亀、松竹梅など伝統的な吉祥図は、絵画や工芸作品だけでなく生活の中で目にする広告などにも度々使用されてきました。本展では、様々な吉祥図が見られる讃岐漆芸の作品を展示し、その由来や意味とともに紹介します。
藤川蘭斎(らんさい)《存清(ぞんせい) 饌盒(せんごう)》や磯井如真《存清六角香盆》のモティーフである鳳凰は、元は古代中国の四瑞(しずい)(現れると良いことが起きる前兆とされる生き物)の一つであり日本でも古くから吉祥を表す鳥として知られています。森象堂(ぞうどう)《紅花緑葉(こうかりょくよう)香合 福寿天来図》や高橋皖山《風月三昆(ふうげつさんこん) 福禄壽(ふくろくじゅ) 圖 紅華緑葉香合》に見られる蝙蝠(こうもり)は、「蝠(ふく)」が「福(ふく)」と同音であり、おめでたい動物として扱われてきました。古くは奈良時代から着物や工芸品の文様として好まれてきた蝶は、磯井正美が好んだモティーフであり、《蒟醤(きんま) むらさき 箱》など彼の作品に多く見られます。
同じ吉祥図でも作家によって表現方法や組み合わせは様々です。伝統的な図柄が讃岐漆芸作品においてどのように展開していったのか、それぞれの作品の違いをお楽しみください。
イベント情報
林葵衣 公開制作&ワークショップ
内容:ゲスト作家林葵衣による公開制作を行います。
声を出しながら口紅を塗った口で、壁に痕跡を残す “唇拓”の作品を制作します。
開催日時:2021年1月9日(土曜日)午後1時~午後2時頃
会場:1階常設展示室
参加料:無料(ただし常設展観覧券は必要です)、事前申込み不要

林葵衣ワークショップ
内容:声を形として残す“唇拓”。好きな言葉や形として残したい言葉をそれぞれ考え、その言葉を発しながら、唇を紙に押し当てる“唇拓”を実際に体験します。
※口紅を塗って唇を紙に押し当てます。アレルギーがある方や肌の弱い方はご注意ください。
開催日時:2021年1月9日(土曜日)午後2時30分~午後4時
会場:3階講座室
参加料:500円
申込み:事前に高松市美術館(087-823-1711)に電話申込み。
2020年12月18日(金曜日)より申し込み開始。

ギャラリートーク
開催日時:2021年1月16日(土曜日)午後2時~
会場:1階常設展示室
聴講料:無料(ただし観覧券は必要です)

ポケット学芸員がご利用いただけます!
スマートフォンで利用できるアプリ「ポケット学芸員(外部サイト)」をダウンロードしていただくと、本展の展示解説を音声で聞くことができます。
詳しくは会場設置のパンフレットをご覧ください。
(ご自身のスマートフォンとイヤホンをご用意ください)
●ナレーションは高松第一高等学校放送部の皆さんに御協力いただいております!
ホームページ
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/event/exhibitions/exhibitions_2020/permanents_2020/da_2020_04.html
会場住所
〒760-0027
香川県高松市紺屋町10-4
交通案内
■ 車で
高松中央ICから
県道43号線を北へ約4km、県道155号を西へ約1km、国道11号を北へ約1km 美術館通りへ

高松西ICから
県道178号を北へ約2km、国道11号を東へ約4km、上天神交差点を北に約4km 美術館通りへ

■ 飛行機で
高松空港から
高松空港リムジンバス 「兵庫町」下車 約30分 750円 徒歩約4分

■ 電車で
JR 高松駅から
徒歩約15分 中央通りを南へ

ことでん 片原町駅から
徒歩 片原町商店街、丸亀町商店街を約10分

■ バスで
・JR高松駅から ショッピング・レインボー循環バス西廻り
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から 東方面下り、南方面下りほか(通勤特急など除く)
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から まちバス
「丸亀町参番街」下車 100円 徒歩約3分

・高速バス
「県庁通り」下車 徒歩 約8分 中央通りを北へ

■ 自転車・バイクで
無料地下駐輪場
美術館通り(美術館北側の通路及び、美術館西側の通路) からスロープを下った位置に入口がございます。
ご利用時間は、美術館の開館時間に準じます。
大型二輪でお越しの方は、駐輪場をご利用いただけません。受付までお申し出下さいませ。
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
香川県高松市紺屋町10-4
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