タイトル等
描かれた武蔵
石井鶴三 挿絵の世界
会場
茨城県近代美術館
会期
2003-12-02~2004-01-25
休催日
毎週月曜日/但し,12/29から1/1は休館,1/12成人の日の月曜日は開館,翌13日火曜日閉館
開催時間
午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
観覧料
一般580(470)円/高大生350(300)/小中生230(170)円
*( )内は20名以上の団体および入館引換券(11月4日よりJR東日本びゅうプラザ,みどりの窓口で発売)の料金
主催者
茨城県近代美術館
概要
石井鶴三は,明治20年東京都台東区に日本画家石井鼎湖の三男,兄は画家石井柏亭という家系に生まれ,油彩,水彩,版画なども制作した日本芸術院会員で院展の彫刻家です。その多才な鶴三が描いた吉川英治原作「宮本武蔵」の挿絵を中心にした展覧会を開催します。
吉川英治原作「宮本武蔵」は,昭和10年から14年にかけて朝日新聞紙上に連載され,それまでのような単なる剣豪物語ではなく,剣の求道者として武蔵を描き好評を博したものです。その新聞掲載原作の宮本武蔵「地・水・火・風の巻」前半部分の挿絵は矢野橋村が担当し,石井鶴三は,昭和13年1月より翌14年7月までの「空・二天・円明の巻」を描きました。それら鶴三の作品は,単独で昭和18年に朝日新聞社より「宮本武蔵挿絵集」として刊行され,続いて昭和29年「現代名作名画全集」(六興出版社)にも取り上げられるなど人気を得ました。その挿絵原画を中心に,三部で構成します。
第一部は,彫刻家石井鶴三の身辺と素顔を作品を通して紹介します。
第二部は,人間武蔵を簡潔でシャープな線と墨の持つ情感により,作中の場面と人物の心理とを見事に描き出した石井鶴三の挿絵原画(当館所蔵)を紹介します。
第三部は,「宮本武蔵」の原作者である吉川英治を中心に紹介し,石井鶴三と吉川英治が描いた人間武蔵を展望します。
ドラマや劇画でも取り上げられた武蔵は,往年のファンのみならず若者の心も捉え現在に至っています。そのような武蔵の原点を探りながら,それまでの物語に従属するという挿絵のイメージから脱却し,挿絵だけでも見応えのあるものにした鶴三挿絵の魅力に迫ります
ホームページ
http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
展覧会問合せ先
茨城県近代美術館Tel.029-243-5111
会場住所
〒310-0851
茨城県水戸市千波町東久保666-1
交通案内
【電車・高速バスをご利用の場合】
■水戸駅まで
◎ 電車 /
上野駅から JR常磐線、特急列車で約1時間、JR水戸駅下車。
◎ 高速バス /
JR東京駅 八重洲南口バスターミナルから、JR水戸駅まで約2時間。

■水戸駅から
◎ 徒歩 /
水戸駅南口から 約20分。
◎ バス /
水戸駅北口⑧番のりばから乗車約5分、「文化センター入口」にて下車。
◎ タクシー /
水戸駅南口から 約5分。

【車をご利用の場合】
常磐自動車道
水戸インターから、国道50号バイパス経由、約20分。
北関東自動車道
茨城町東インターから 約15分。
ホームページ
https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
茨城県水戸市千波町東久保666-1
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索