~作られた破壊から生まれたドレス~
熊本市現代美術館ギャラリーⅢでは、135回目の企画として「モヒカンポシェット 世界でたったひとつをつくる」展を開催します。
モヒカンポシェットとは、デザイナーの櫻井貴容子と櫻井栄一による服飾メゾンです。独学で服飾を学んだ櫻井らは、2007年、熊本市新町の築100年の町屋を改装し、同メゾンをスタートさせました。それ以降、バッグやコサージュなどの小物をはじめとして、セミオーダー、また、近年は、海外買い付けの生地をベースにしたオールハンドメイド、1点ものの女性用コスチュームの制作を続け、大手百貨店での展示会を通して、全国に根強いファンを生んでいます。
「貴方がくれた未来だから 貴方の為につくりたいんだ」と語るモヒカンポシェットは、様々なアートに刺激やインスピレーションを受けながら、世界各地の厳選した生地から、イマジネーション豊かに女性のための服を生み出しています。
自分が好きなものに正直に生きたい。そんな、女性たちの心を解放し、新たな世界に一歩をふみだすための「たったひとつの服」を生み出すべく、モヒカンポシェットは今日も針を進めています。