既存の美術や流行、教育、障害の有無などに左右されず、ただひたすら自由に独自の世界を創造し続けるアーティストたちの特別展「あるがままのアート -人知れず表現し続ける者たち-」を開催いたします。20世紀初頭に新しいアートとして「発見」された独学のアーティストたちの作品―それは、新たな時代を創造するインスピレーションとして、20世紀初頭の美術の世界に衝撃を与え、広く認識されていきました。今日においても、その重要性は変わることなく、むしろ以前にも増して、自由で、多様な価値をもたらす創造的な世界として、アートに留まることなく、広く社会に受け入れられています。それらは、「人間とは何か」という根源的で、本質的な問いを発し、様々な価値観をもたらすアートとして、文化的に重要な役割を担っています。世界的に注目を集める「あるがままのアート」の世界を、近年、国内外で注目集めるアーティストたち総勢25名の約200点の作品を通して紹介していきます。会場では、作品と同時にNHKワールド・Eテレで放送中のドキュメンタリー番組「no art, no life」、2017年から放送を続けている「人知れず表現し続ける者たち」の映像も併せて紹介し、アーティストたちの創作の様子や日々の生活をお伝えします。魅力的で、多様性にあふれる作品世界と人間味あふれるアーティストたちの様子をご覧ください。