タイトル等
鳥取県ミュージアムネットワーク連携事業|鳥取県立博物館・米子市美術館 共同企画
米子市美術館 常設(コレクション)展Ⅱ
生誕100年記念 杵島隆 : 不滅のパイオニア精神(スピリット)
好奇心と実験精神て時代を拓く
会場
米子市美術館
第2展示室
会期
2020-10-25~2020-11-29
休催日
[水曜日休館]
開催時間
10:00~18:00
観覧料
330(270)円
*( )内は15名以上の団体、Feel友の会・米子市歴史館友の会会員の方、鳥取県ミュージアムネットワーク加盟館の会員証・年間パスポートなどをご持参の方の料金
*大学生以下の方、70歳以上の方、障がいのある方(付添1名含む)及び米子市美術館後援会会員の方は無料
※米子会場は文化の日 [11/3(火・祝)]と関西文化の日[11/14(土)・15(日)]はどなたでも無料で展示をご覧いただけます
主催者
米子市、米子市教育委員会、一般財団法人 米子市文化財団 米子市美術館、鳥取県立博物館
協賛・協力等
共催:杵島隆顕彰会 協力:鳥取県ミュージアムネットワーク
概要
鳥取県が生んだ戦後広告写真界のパイオニア・杵島隆[きじま・たかし/ 1920(大正9)年-2011(平成23)年]の生誕100年を記念し、米子市美術館と鳥取県立博物館のコレクションを中心に共同企画展を開催します。
第二次大戦後、米子市大篠津町の自宅を暗室に写真を独学で学んだ杵島は、1947(昭和22)年の初個展で植田正治と知己となり、以来植田を師として本格的に写真に取り組みます。被写体である近所の子供や漁夫、復員してきた若者、占領軍の基地周辺で働く女性たちといった市井の人々の逞しい姿には、杵島の親愛なる視点が感じられ、作品に詩情を与えています。また、クローズアップやソラリゼーション、多重露光といった実験的な撮影・ プリント技法にも意欲的だった杵島は、写真雑誌『カメラ』の月例懸賞で当時の写真界のスター的存在であった土門拳から高い評価を受け、全国にその名を知られるようになりました。その後、同郷の岩宮武二の勧めもあり、杵島は32歳にして上京、広告制作会社「ライトパブリシティ」への入社をきっかけに広告写真の世界に飛び込み、それまでに培ったマチエールの描写や画面の構成力を生かした仕事で一躍スターダムに登り詰めます。一方で自身の作品制作にも勤しみ、1958(昭和33)年には個展「裸」において桜田門や銀座、丸の内の街中で撮影したセンセーショナルなヌード写真を発表し話題を呼びました。その他にも八幡製鉄所や新潟地震などを取材したルポルタージュや、歌舞伎や文楽の記録写真、後半生のライフワークである洋蘭のシリーズなど、生涯にわたって開拓者精神を持ち続け、幅広い分野で旺盛な創作活動を行いました。
本展は、米子市美術館と鳥取県立博物館の2館を会場に、杵島隆の活動の軌跡を辿ります。米子市美術館では、初期の米子時代の作品から、広告写真の試作や懸賞入選作、代表作であるヌードの連作、晩年の蘭の大作を一堂に展示し、その仕事の全貌を紹介します。鳥取県立博物館では、会期を二期に分け、前期では米子時代に焦点を当て、その初期代表作とともに、大きな影響を受けた植田正治と土門拳のふたりの師の作品、並びに同時期に植田の元に集まり、写真雑誌を舞台に活躍した「写真家集団・エタン派」主要メンバーの代表作を紹介します。後期では、「杵島作品における女性像」をテーマに展示を構成します。
イベント情報
ギャラリートーク(学芸員による展示解説)
日時:10月31日(土)午後2時~
会場:米子市美術館 第2展示室

※感染症拡大予防等のため、記載しております内容を変更、中止する場合があります。
最新情報は各館websiteをご覧いただくか、お電話にてお問い合わせください。
展示替え情報
※会期中一部展示替えを行います
ホームページ
http://www.yonagobunka.net/y-moa/archive/exhibition/organized/p371/
会場住所
〒683-0822
鳥取県米子市中町12
交通案内
[JRをご利用の方へ]
・JR米子駅から徒歩で約15分 (約1キロメートル)。

[バスをご利用の方へ]
・米子駅前バスターミナルから各方面行きのバスにご乗車の場合は、市役所前バス停 で下車してください。
※松江線のバスを除きます。

[お車をご利用の方へ]
・米子自動車道米子インターチェンジから市街地方面へ約20分です。
ホームページ
http://www.yonagobunka.net/y-moa/
鳥取県米子市中町12
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