私たちにとって身近な存在であり、美術においても重要なモチーフである動物たち。自然の中で遊ぶリスやシカ、美しい羽を持つトリ、水辺に棲むサカナやカメ、草花に集うムシたち、神聖な霊獣であるシシやリュウまで、実にたくさんの動物たちが美術の世界に生きています。
本展はそんな絵画・工芸作品にあらわされた動物たちが主役の展覧会です。前期・後期で各50点以上を展示し、さまざまな造形、表情を見せる個性豊かな動物表現の魅力をご紹介します。また今年は干支の始まり「子年」にちなみ、平福百穂《十二支》を全幅(各期6幅)ご覧いただくなど、注目の動物や作家作品を集めた鑑賞入門にもなる小特集を設けています。
収蔵コレクションの中から動物たちが大集合する今だけの“どうぶつランド”を動物たちと一緒にお楽しみください。