タイトル等
没後20年
橋本 博英展
-温かく清らかな光-
会場
名古屋画廊
会期
2020-04-15~2020-04-25
休催日
日・祝休廊
開催時間
10:00a.m.~6:00p.m.
概要
没後20年 橋本博英展に寄せて
橋本君とは学生時代から学年は違うが同じ伊藤廉教室だったので、時々顔を合わせていた。その後、黎の会等での発表活動や『私の絵画讃歌』(風媒社)等の著作を介して、橋本流の絵画思考は美術界でそれなりに浸透してきた様だ。今展は、53歳で神奈川県南足柄市に建てたアトリエでの仕事が中心となっている。特に風景画では、そのころから橋本君の主張や画境がより深まっていった。季節感や空気の動きまで映し出している《春めく丘》等の持つ臨場感は、作者が如何に対象と触れ合い、一体化しているかを物語っている。千葉や富山など以前の幅広い取材は、南足柄に移ってからは専ら近辺の自然に集約されていった。身近な主題を幾度も経験する事によって、更に深い感興を呼び起こすという方法で、一層内面の方に向かっていったと云えよう。亦《若葉の山路》等、楚々とした作品は、造形の仕組みも感じさせない柔らかな自然の佇まいが表出されている。絵画の造形性からも超越したいと希っているのか、光と云う事をよく口にしていた。その光は、光の作る様々な陰影や諧調ではなく、画面全体から放射される温かく清らかな光を指しているのだろう。量から質へ、動から静へ、時代は大きく動いているけれども、橋本君も、より澄明で静かな世界を追い続けていた。 笠井誠一(立軌会同人・愛知県立芸術大学名誉教授)
会場住所
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄1-12-10
交通案内
【公共機関で…】
地下鉄東山線または鶴舞線で伏見駅下車(名古屋駅から地下鉄東山線で一駅)地下鉄伏見駅6番出口(御園座口)より直進約100メートル

【お車で…】
広小路伏見交差点を南へ約100m直進し、三蔵(みつくら)交差点の南西のカド ※お車は西隣の秋月パークをご利用ください。
ホームページ
https://www.nagoyagallery.co.jp/
愛知県名古屋市中区栄1-12-10
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