本間美術館は昭和22年5月に開館してから73年を迎えました。地域貢献を理念とする本間家と市民が協力して運営し、芸術文化の拠点美術館として地域の美術活動の支援を行っています。
最上川の舟運と北前船の寄港地として栄えた湊町・酒田市にある本間美術館は、その繁栄の象徴とも言うべき豪商・本間家の別荘「清遠閣」と庭園「鶴舞園」を中心に、貴重な文化財や芸術性の高い名品を多数所蔵する美術館です。
特に、国指定名勝となった「鶴舞園」の散策を楽しみに来館される方が多く、春は白ツツジ、夏は目に鮮やかな緑、秋は紅葉、冬は雪化粧と、四季を通して美しい景観を堪能して頂いております。出羽富士・鳥海山を借景にし、変化にとんだ地形に京風木造建築の「清遠閣」や諸国の銘石と石灯籠を配した構成は、芸術的にも高く評価されています。
美術鑑賞と併せて、日本の美意識を凝縮した庭園を散策し、心身のゆとりと安らぎに満ちた時間をお過ごしください。