VOCA (ヴォーカ)展は絵画や写真など平面美術の領域で高い将来性のある40才以下の作家を奨励する展覧会で、今年で27回目の開催を迎えます。
「VOCA展2020」には、全国の美術館学芸員、キュレーター、研究者などから推薦された作家33名(組)が出品します。このなかから5名の選考委員によりVOCA賞1名、奨励賞2名、佳作賞2名が選ばれました。そして大原美術館賞が館の選考により決定しました。
今回のVOCAも絵画のほか写真や映像など多様な技法・メディアによる意欲的な作品が集まりました。受賞作品にも写真を使ったものが多く見られますが、そこに作家独自の創意と手法が加わって、現実とヴァーチャルの世界が重なり合うイメージが出現しています。
気鋭の作家たちが「平面」という枠組みのなかで、現在なにをテーマにそれぞれの表現を切り開いているのか、ぜひご覧ください。