ミレー、ルノワール、モリディアーニ、藤田嗣治―移りゆく時代、挑戦する画家
ユニマットコレクションは、オフィスコーヒーや介護、リゾートなどの事業を展開しているユニマットグループの創業者・髙橋洋二氏が収集した西洋美術の一大コレクションです。
本展は、同コレクションのうち、19世紀から20世紀にかけたフランス美術を中心に約100点を紹介し、アカデミスムから自然主義へと芸術家たちが革新的な表現の歩みを進める中で、私たちを魅了する絵画、ガラス工芸がどのように生み出されてきたのかを概観します。
伝統に抗い、自然の中に生きる農民たちの姿を描こうとしたミレーやコロー、明るい色彩で光を捉えることに尽力した印象派を代表するルノワール、明るい色彩と軽快な筆づかいで「色彩の魔術師」と称えられたデュフィ、芸術家が集うパリのモンパルナスで活動し、生前は評価の低かったモリディアーニ、同じエコー・ル・ド・パリの画家で唯一の日本人、藤田嗣治など、新しい時代を創っていった画家たちの作品に加え、同時期に活躍したアール・デコを代表するルネ・ラリックのガラス工芸も展示することで、世界の人々を魅了する激動の時代を一望していただく機会となります。
多くの巨匠たちの作品を所蔵するユニマットコレクションが一挙公開されることは、初めてのことです。知られざる秘蔵コレクションの扉が、この夏、北陸で開かれます。
Twitter @hokuchu_jigyo