江戸時代に流行した浮世絵において
「戯画」や「おもちゃ絵」と呼ばれる作品のうち、
遊び心と造形性の高い絵画を「遊び絵」といいます。
遊び絵は視覚マジックを応用した「寄せ絵」や「上下絵」、
シルエットで別形態を表わす「影絵」、
なぞなぞ絵といわれる「判じ絵」など、
柔軟な発想と洒落に満ちた作品で、
その大らかな魅力は現代でも色あせることがありません。
本展覧会では、機知とユーモア溢れる多彩な作品と併せて、
仕掛けを読み解く模型や資料を展示することで、
遊び絵を体験しながらご覧いただきます。
目で見て頭で考え、手で触れて確かめて、
江戸のエンタメワールドをお楽しみください。