タイトル等
CHAOSMOS ’03 / Mindscape
会場
佐倉市立美術館
会期
2003-08-30~2003-09-28
休催日
月曜日[但し、9月15日(月)は祝日開館、9月16日(火)は代休]
開催時間
10:00~18:00(入館は17:30まで)
観覧料
一般600円(480円)、大高生400円(320円)、小中生以下無料
()内は前売り及び20名以上の団体料金
主催者
佐倉市立美術館
概要
県内の美術状況を紹介すると共に、分かりにくいとされる現代美術への理解を深めていただく目的で開始したチバ・アート・ナウシリーズも10回目を迎えます。ここで更に複雑化し続ける状況に対応するため、出品作家を県外からも招くことで、より客観的な位置に視点を置きたいと考えました。そして、そうした変更にあわせてシリーズタイトルもカオスモス(Chaosmos)といたします。
カオスモスとは、カオス(混沌)とコスモス(秩序)を合体させた造語です。相反する二つの概念を融合させた、この言葉を使い始めたとされる作家ジェイムズ・ジョイスは、矛盾だらけの現代社会を生きる上でのキーワードを設定したと思われます。同時代の表現行為は、この言葉の示すような絶対的な価値が存在しない状況であり、それらは既存のジャンルと随分違うかもしれません。しかし、カオスとコスモスが拮抗し、新たな秩序が再編成されようとする今こそ、最も多くの可能性を含んだ面白い時期だとはいえないでしょうか。ここでは融合し、分裂していく未知数の表現の顛末を報告し、それらが何処へ向かっているのか、鑑賞者と共に考える企画でありたいと思います。
本年のテーマは「マインドスケープ(=精神、心の景色)」です。作家個人の記憶や体験、願望などを起点として、人間の内面世界を見つめようする作品は既存のジャンルを横断したり、新しい方法を提示したりしています。そこには捉えどころのない現代社会を反映し、社会の中の個人ではなく、自分を含めた個人の集合体として社会を捉える発想の転換があり、既存の枠組みよりも個人の視点を通した世界の捉え方にリアリティが感じられている事を示しています。約束事に縛られることのないこれらの作品には、見慣れない部分が多いかもしれません。しかし、その驚きと共に、同時代作家の人間に向けられた視線には少なからず、共感する点も見出していただけるのではないでしょうか。この機会に是非、ご覧下さい。
ホームページ
http://www.city.sakura.chiba.jp/museum/
展覧会問合せ先
TEL 043-485-7851
会場住所
〒285-0023
千葉県佐倉市新町210
交通案内
・京成佐倉駅南口より 徒歩8分 または 「JR佐倉駅方面行」バスで「佐倉市立美術館」下車すぐ

・JR佐倉駅北口より 徒歩20分 または 「京成佐倉駅行」か「田町車庫行」バスで「二番町」下車すぐ
※<市役所経由>の場合「宮小路町」下車 徒歩5分。

・東関東自動車道「佐倉IC」より約5km・15分、美術館向かいに佐倉市駐車場あり(無料)
ホームページ
https://www.city.sakura.lg.jp/section/museum/
会場問合せ先
043-485-7851
千葉県佐倉市新町210
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