タイトル等
ブラジル先住民の椅子
BENCHES OF THE BRAZILIAN INDIGENOUS PEOPLES
会場
埼玉県立近代美術館
会期
2019-04-06~2019-05-19
休催日
月曜日(4月29日、5月6日は開館)
開催時間
10時~17時30分
(展示室への入場は17時まで)
観覧料
一般1100円(880円) 大高生880円(710円)
※( )内は団体20名以上の料金
※中学生以下と障害者手帳をお持ちの方(付き添い1名を含む)は無料です。
※併せてMOMASコレクション(1階展示室)もご覧いただけます。
主催者
埼玉県立近代美術館、日本経済新聞社
協賛・協力等
後援:駐日ブラジル大使館 特別協力:べイ出版
協力:CBMM、JR東日本大宮支社、FM NACK5
概要
南米大陸、ブラジル北部のアマゾン河やシングー川流域で暮らす先住民の人びと。彼らの作る―木造りの椅子は、動物のフォルムや機能的なフォルムに独特な幾何学模様が施されており、ユニークな造形作品として捉えることができます。元々、先住民にとっての椅子は、日常生活の中で使用したり、シャーマンによる儀式や結婚式等の特別な機会に用いたりするなど、彼らの生活や伝統、独自の神話と結びついており、コミュニティ内の文化的・社会的なシンボルでもありました。今日、彼らはコミュニティの外との繋がりから刺激を受けて、自らのアイデンティティを自然に捉える眼に求め、用途や伝統に縛られない、より多様で自由な表現を生み出しています。
本展では、ベイ・コレクションによるブラジル先住民の椅子約90点を紹介し、独自の感性から生まれた造形に、人間の豊かな想像力の発露を読み取ります。

ベイ・コレクションについて
ベイ出版では、ブラジル・サンパウロに拠点を持つ美術・建築関連の出版社です。社名のベイ(BEĨ)は、ブラジルの先住民の言葉で「もう少し」という意味を持ち、物事の限界に挑み克服しようとする同社の精神を表しています。同社は、出版事業の一方で15年以上前から先住民の手がける椅子の収集を行ってきました。彼らの活動は、先住民による製作物を単なる標本資料として見るのではなく、ブラジル独自の現代的表現として認め、その造形美について評価・普及することを意図しています。
本展は、同社の持つ300点を超えるコレクションの中から、選りすぐりの作品を展示する貴重な機会となります。
イベント情報
スペシャル・トーク
「メイナクの兄弟との出会い」講師:樋田豊次郎(東京都庭園美術館館長)
本展監修者が、サンパウロへの調査旅行のなかで見つけた先住民の椅子の魅力をご紹介します。
日時:2019年4月14日(日)15:00~16:00(開場 14:00)
場所:2階講堂/定員:80名(当日先着順)/費用:無料

スペシャル・ギャラリー・トーク
「三沢厚彦、埼玉でブラジルの動物たちと出会う」
講師:三沢厚彦(彫刻家・武蔵野美術大学特任教授)
木彫でさまざまな動物のかたちを探求する彫刻家が、ブラジル先住民の想像力から生み出された動物形態の椅子について縦横無尽に語ります。
日時:2019年5月12日(日) 15:00~16:00
場所:2階展示室/定員:30名
費用:企画展観覧料が必要です。

担当学芸員によるギャラリー・トーク
日時:2019年4月20日(土)、5月11日(土)/各日とも15:00より30分程度
場所:2階展示室/費用:企画展観覧料が必要です。

スライド・トークのご案内
ご希望のグループにスライドを使って本展覧会の見どころをご案内いたします(予約制)。
お問い合わせ・ご予約は教育・広報担当(電話048-824-0110)まで。
会場住所
〒330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
交通案内
■ JRをご利用の場合
JR京浜東北線 北浦和駅西口より 徒歩3分 (北浦和公園内)
JR東京駅、新宿駅から北浦和駅まで、それぞれ約35分

■ バスをご利用の場合
国際興業バス、西武バスとも 北浦和駅西口前下車 徒歩3分
ホームページ
https://pref.spec.ed.jp/momas/
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
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