タイトル等
中国文房具と煎茶
―清風にふかれて
一滴の茶が芸術や文学、想像の世界へ文人たちをいざなう
そのかたらいの場をいかに創造するか
―その答えが「中国の文房具」でした。
会場
泉屋博古館
会期
2019-03-02~2019-05-06
休催日
月曜日(4月29日、5月6日は開館、4月30日休館)、4月25日
開催時間
午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般800円/高大生600円/中学生350円(小学生以下無料)
※企画展・青銅器館両方ご覧いただけます
*20名以上は団体割引20%、障害者手帳ご呈示の方は無料
主催者
公益財団法人泉屋博古館
協賛・協力等
後援:京都市、京都市教育委員会、京博連、公益社団法人 京都市観光協会、NHK京都放送局、京都新聞
特別展示協力:公益財団法人 黒川古文化研究所
展示監修 :一茶庵宗家 佃一輝・佃梓央
概要
泉屋博古館所蔵の住友コレクションの核を形成した15代当主・住友春翠(すみともしゅんすい)(1864~1926)は、中国の文人趣味に憧れ、中国文房具を数多く収集しました。世の喧噪を煩い、自然の中で哲学や芸術について語らう生活を理想とする文人によって愛好されてきた文房具。彼らの書斎(文房)を清雅の境地へと昇華させた文房具は、現代の私たちが想像するいわゆる「ステーショナリー」の範疇を大きく超えるものでした。こうした中国の文人趣味は、江戸時代以降、煎茶の流行によって日本に広まります。文人趣味と結びついた煎茶の理念は「清風(せいふう)」と形容され、煎茶席は文房具で清らかに彩られました。近代になると、現在の展覧会のツールとも言える、中国の古銅器や書画などの展観席が煎茶会に併設され、芸術鑑賞の在り方を大きく変えました。ただ、煎茶を愛する人々の文人に対する憧れに変わりはなく、住友春翠もその一人でした。本展では、春翠が楽しんだ近代の煎茶会の展観席・煎茶席をイメージした文房具や煎茶器の展示を通し、清風そよぐ文人の世界へみなさまをいなざいます。
イベント情報
●ワークショップ
「超茶会 文人としての90分」4月7日(日)午後2時~
対談者(予定):
佃一輝氏(一茶庵宗家)
佃梓央氏(一茶庵宗家嫡承)
橋爪節也氏(大阪大学総合学術博物館教授)
竹浪遠氏(京都市立芸術大学准教授)
高井たかね氏(京都大学人文科学研究所助教)
小南一郎(泉屋博古館名誉館長)
野地耕一郎(泉屋博古館分館長)
会場:当館休憩室・椅子席
定員:24名 (要事前予約 電話075-771-6411 3月2日から受付開始)
参加費:1000円(煎茶実演・煎茶とお菓子付き、別途要入館料)

書斎茶の第一人者・佃一輝氏と専門家が、青銅器や中国絵画のデジタル画像をきっかけに、煎茶を楽しみながら気ままに芸術の話。山紫水明の地・京都東山にて、江戸時代の文人や明治の関西実業家たちが集ったように、煎茶を味わい、美を語り合う場にご参加ください。

●講演会
「文人たちが見た夢-住友春翠を中心に-」 3月31日(日)午後2時~
外山潔(泉屋博古館上席研究員)
会場:当館講堂
定員:先着100名様まで(当日10時より整理券を配布いたします)
参加費:無料(別途要入館料)

●列品解説
午後2時より展示室にて学芸員が行います/参加費:無料(別途要入館料)
「中国文房具と煎茶」 4月14日(日)、4月29日(月・祝) 竹嶋康平(泉屋博古館学芸員)

「中国青銅器の時代」
4月20日(土) 山本 尭(泉屋博古館学芸員)
ホームページ
https://www.sen-oku.or.jp/kyoto/program/index.html#gaiyou
会場住所
〒606-8431
京都府京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
交通案内
・市バス 5,93,203,204系統 東天王町下車 東へ200m角
・市バス 32,100系統 宮ノ前町下車 すぐ
■JR・新幹線・近鉄電車/ 京都駅より 市バス 5,100系統
■地下鉄/烏丸線 丸太町駅より 市バス 93,204系統
■阪急電車/ 河原町駅より 市バス 5,203,32系統
■京阪電車/ 三条駅より 市バス 5系統
ホームページ
https://www.sen-oku.or.jp/kyoto/
京都府京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
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