タイトル等
2018年第3期常設展
1990年代以降の日本現代美術/讃岐漆芸―その始まりから現代まで
会場
高松市美術館
〔常設展示室1〕1990年代以降の日本現代美術
〔常設展示室2〕讃岐漆芸―その始まりから現代まで
会期
2018-09-29~2018-12-24
休催日
月曜日(但し、10月8日(月曜日・祝日)、12月24日(月曜日・祝日)開館、10月9日(火曜日)は休館)
開催時間
午前9時30分~午後5時
(但し、特別展開催期間9月29日~10月21日、11月3日~12月16日の火曜日~土曜日・祝日は午後7時まで)
観覧料
【一般】 200円(160円) ※65歳以上無料
【大学生】150円(120円)
【65歳以上・高校生以下】無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料
主催者
高松市美術館
概要
【常設展示1】 1990年代以降の日本現代美術
当館にて開催される特別展「起点としての80年代」(11月3日~12月16日)は、今日展開する様々な美術動向の「起点」を1980年代に求め、現在の視点から80年代の日本現代美術を新しく捉え直す展覧会です。このたびの常設展示室1では、この展覧会に関連し、1990年代及び2000年代の日本現代美術の流れを辿り、80年代に「起点」として起きた美術動向がその後どのように受け継がれ(あるいは逆に否定され)、新しく展開していったかを21作家28点の作品により概観します。
例えば、80年代、日比野克彦、杉山知子らは作家個人にとって大事な「日常」をしなやかに表現しましたが、同様の感性は90年代以降、奈良美智、杉戸洋らの絵画においても見い出すことができます。また80年代の立体表現において、中原浩大は既成概念に縛られない自由なサイズと素材の選択を行い、今村源は軽い素材による浮遊感のある作品により、それぞれ従来の彫刻のイメージを覆しましたが、こうした立体表現への自由なアプローチは90年代以降、小谷元彦、名和晃平、鬼頭建吾らによって様々な形で試みられています
ぜひこの機会に、90年代以降に展開した多様な表現の数々をお楽しみください。

【常設展示2】 讃岐漆芸―その始まりから現代まで
香川の漆芸は、江戸時代後期に登場した玉楮象谷(たまかじぞうこく)によって始められ、蒟醤(きんま)、彫漆(ちょうしつ)、存清(ぞんせい)の三技法が確立されました。象谷の死後、弟の藤川黒斎(こくさい)は、蒟醤、存清の技法をもとに実用漆器の産業化をはかりますが、制作に手間がかかる事から粗製濫造に至り、明治末期には讃岐漆器の代名詞ともなった存清は姿を消します。それに代わり漆器産業の中心となったのは木彫りに彩漆を施した「讃岐彫」であり、これらを扱う店「百花園」とその周辺からは石井磬堂(けいどう)、鎌田稼堂(かまだかどう)などの彫りの名手を輩出しています。香川漆芸中興の祖とも称される磯井如真(じょしん)は、象谷や黒斎などの作品を通じて研鑽し、大正初期、「点彫り蒟醤」を創案し、奥行きと立体感を表現することに成功しました。また磬堂の内弟子であった音丸耕堂は、多彩な彩漆を用いて、優れた彫漆作品を生み出しています。
昭和30(1955)年に重要無形文化財認定制度が制定され、彫漆で音丸耕堂、翌年に蒟醤で磯井如真が認定され、その後も、昭和60(1985)年磯井正美、平成6(1994)年太田儔(ひとし)、平成25(2013)年山下義人がそれぞれ蒟醤で認定されています。また、日展では明石朴景(あかしぼっけい)や真子実也(まなごじつや)がパネルやオブジェを制作し、室内装飾に新境地を拓いています。
このたびの展示では、讃岐漆芸の祖である玉緒象谷から現在活躍する人間国宝に至る讃岐漆芸の系譜を、所蔵品から選りすぐった26作家の作品35点により紹介します。(会期中一部展示替えあり)
イベント情報
ギャラリートーク
開催日時:2018年12月1日(土曜日)午後2時~
会場:1階常設展示室
入場料:無料(ただし観覧券は必要です)
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/event/exhibitions/exhibitions/da/da_2018_03.html
会場住所
〒760-0027
香川県高松市紺屋町10-4
交通案内
■ 車で
高松中央ICから
県道43号線を北へ約4km、県道155号を西へ約1km、国道11号を北へ約1km 美術館通りへ

高松西ICから
県道178号を北へ約2km、国道11号を東へ約4km、上天神交差点を北に約4km 美術館通りへ

■ 飛行機で
高松空港から
高松空港リムジンバス 「兵庫町」下車 約30分 750円 徒歩約4分

■ 電車で
JR 高松駅から
徒歩約15分 中央通りを南へ

ことでん 片原町駅から
徒歩 片原町商店街、丸亀町商店街を約10分

■ バスで
・JR高松駅から ショッピング・レインボー循環バス西廻り
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から 東方面下り、南方面下りほか(通勤特急など除く)
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から まちバス
「丸亀町参番街」下車 100円 徒歩約3分

・高速バス
「県庁通り」下車 徒歩 約8分 中央通りを北へ

■ 自転車・バイクで
無料地下駐輪場
美術館通り(美術館北側の通路及び、美術館西側の通路) からスロープを下った位置に入口がございます。
ご利用時間は、美術館の開館時間に準じます。
大型二輪でお越しの方は、駐輪場をご利用いただけません。受付までお申し出下さいませ。
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
香川県高松市紺屋町10-4
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索