タイトル等
長重之展
渡良瀬川、福猿橋の土手
会場
足利市立美術館
会期
2018-09-15~2018-11-04
休催日
月曜日(9月17日、24日、10月8日は開館)、9月18日[火]、25日[火]、10月9日[火]
開催時間
午前10時~午後6時
(入館は午後5時30分まで)
観覧料
一般600(480)円、高校・大学生400(320)円、中学生以下は無料
( )内は20名以上の団体料金
※各種障がい者手帳をご提示の方とその付添者1名は無料となります。 ※「あしかがいきいきパスポート」をお持ちの方および両毛広域都市圏内にお住まいの65歳以上の方は無料です(住所・年齢を確認できるものをご提示ください)。
※第3日曜日「家庭の日」(9月16日、10月21日)は、中学生以下のお子様を同伴のご家族は無料となります。
主催者
足利市立美術館
協賛・協力等
協賛:ガトーフェスタ ハラダ、梁田の寺小屋 企画協力:art association
協力:(公財)足利市みどりと文化・スポーツ財団、東武鉄道㈱
概要
長重之(1935-)は東京・日暮里に生まれ、9歳の時に父親の実家である足利・梁田に疎開、以来ここを拠点に活躍する美術家です。長は約70年に及ぶその美術製作を「地図を描いてきた」と総括します。「渡良瀬川、福猿橋の土手」とは、長のアトリエ付近を示し、彼の地図の起点であり、水準点でもあります。
疎開した翌年、図案家・工芸家の父・長安右衛門が病没、わずか10歳の長が家督を相続、さらに敗戦後の新憲法の下、農地解放によって広大な土地の減失という衝撃的な体験をします。高校入学、美術部に入り油絵を描き始めますが、同時に地元の前衛絵画グループ「VAN」に加わり大いに美術の刺激を受け、モダンアートに開眼しました。卒業後、ガス会社で働き、過酷な労働環境の中、左翼運動や実存主義などの西洋哲学にも触れ、肉体を通して自らの内的世界を探求、その頃の自画像が≪火夫≫の連作です。その後精神科病院の作業療法士助手として働き、人間の精神の神秘に惹かれ「異常と正常、その境界」を体験的に学び、思索もより先鋭化し後の作品に昇華されることになります。33歳、巨大化した綿布製の≪ピックポケット≫を東京の画廊で発見、鮮烈な画壇デビューを果たしました。その翌年、美術家として生きていく決意表明でもある記念すべきイベント「ロードワーク<KO,KO>」を実施、測量し記録する行為を美術表現に加えます。築250年という自宅母屋の解体を記録≪原野Ⅱ≫、その廃材を使ったインスタレーション「点展」「複合展」。そして43歳、代表作となる≪視床≫を発表、「視る、計る、記す」長の地図製作手法を集大成したといえる同シリーズによって評価を確立しました。
本展は、1章 渡良瀬川 美術家の誕生、2章 福猿橋 反絵画の起点、3章 土手の向こう側 時空の旅、として、長の初期から最新作まで約90点と、父・長安右衛門の作品をはじめ地元の師友の作品約20点で長重之の「方法の地図」を旅することとなります。
イベント情報
「長重之もの・かたり」
ゲストを招き長重之とともに「もの」(=作品)を語る1時間
①ハンディキャッパーと美術 9月15日(土)午後2時 展示室
ゲスト:梶原紀子(もうひとつの美術館館長)、篠崎孝司(美術家)
②パフォーマンス 9月29日(土)午後2時 展示室
ゲスト:タカユキオバナ(美術家)、山田稔(美術家)
③リバーベッドと反統合野 10月6日(土)午後2時 展示室
ゲスト:山本和弘(栃木県立美術館シニアキュレーター)
④桐生・足利・銘仙 10月13日(土)午後2時 展示室
ゲスト:石内都(写真家)
⑤「中央関東」に生きる 10月27日(土)午後2時 展示室
ゲスト:川島健二(民俗研究家)
※参加無料、申し込み不要(高校生以上はチケットが必要です)
※複数回聴講可、当日受付にてチケット半券をお見せください。

「対話型観賞の会・作品の声を聴こう」 11月21日(日)午後2時
ファシリテーター(司会役)の先導で自由に感想を話しながら鑑賞します。
対象:小学生~一般/定員:15名
※参加無料(高校生以上は当日チケットが必要)
事前に電話(0284-43-3131)にて申し込みください。
ホームページ
http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/2018Cho.html
会場住所
〒326-0814
栃木県足利市通2-14-7
交通案内
電車:
JR両毛線「足利駅」・東武伊勢崎線「足利市駅」下車 徒歩10分
バス:
足利市生活路線バス「美術館前」下車
車:
北関東自動車道「足利I.C.」より15分、「太田・桐生I.C.」より20分
東北自動車道「佐野・藤岡I.C.」より40分
ホームページ
http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/
栃木県足利市通2-14-7
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