タイトル等
マシュー・バーニー『クレマスター』フィルム・サイクル
会場
広島市現代美術館
会期
2003-05-10~2003-05-11
開催時間
5月10日(土)11:00開場、17:37終映(予定)
5月11日(日)13:00開場、15:14終映(予定)
観覧料
10日:前売3,000円(当日3,600円)、11日:前売2,000円(当日2,400円)
チケット発売=4月20日(日)、予約受付は同日午前10時から電話(082-264-1121)およびEメールにて
主催者
広島市現代美術館
概要
現代アメリカでひときわ輝くアーティスト、マシュー・バーニーが自ら制作・脚本・監督する全5本のアート映画『クレマスター』。昨年5月、シリーズ最終作の『クレマスター3』が完成し、9年の歳月をかけてようやく壮大な5部作の全貌が明らかになった。『クレマスター』の上映はこれまで、1都市2作品に制限されていたが、このたびのシリーズ完成を機会に、5作品すべてを一挙特別上映する『クレマスター』フィルム・サイクルの開催が許可された。日本未公開の『クレマスター2』と最新作『クレマスター3』を含む全作品を通して観ることは、壮大な『クレマスター』に一貫して流れる美学やテーマが啓示される瞬間に立ちあうことである。
『クレマスター』シリーズのテーマは、現代から未来にかけての生物的な性から精神的な性にいたるまでの多様な人間のエロス。5作品ともほとんど台詞がないままに、神秘的なストーリーがオリジナル・サウンドとともに展開する。全体は、様々な解釈や読み取りが可能な神話的テキストで構成されている。睾丸を宙吊りにしている筋肉を意味する「クレマスター」というタイトルが暗示するように、全作品を通して現代の生物存在の曖昧さを描き、かつ、生殖、成人儀礼、愛、死など人類永遠のテーマを追求する。『クレマスター』は、ジェームス・ジョイスの文学やワーグナーの『ニーベルングの指輪』に匹敵する現代の一大モニュメントである。
マシュー・バーニーは、1967年サンフランシスコに生まれ、名門イェール大学のフットボール特待生として入学し、医学と美術を学ぶ。ファッション・モデルもしていたというルックスの持ち主。20代でヴェネチア・ビエンナーレ「ヨーロッパ2000賞」、グッゲンハイム美術館「ヒューゴ・ボス賞」を受賞、現代美術の世界だけでなく、映画・音楽・ファッション界のクリエーターからも絶大な支持をうける現代アメリカの新しいヒーローである。
【上映日時/作品】5月10日(土) 11:20~『クレマスター1』、12:40~『クレマスター2』、14:20~『クレマスター3』(途中約15分間の休憩あり)
5月11日(日) 13:00開場 15:14終映(予定)
13:20~『クレマスター4』、14:20~『クレマスター5』
ホームページ
http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/
展覧会問合せ先
電話082-264-1121
会場住所
〒732-0815
広島県広島市南区比治山公園1-1
交通案内
◎広島駅から
[路面電車] 5番「広島港」行き ▶ 「比治山下」下車、約500m

[バス]
①広島バス (26-1番系統) 「旭町」行き
②広島バス (31番系統)「県病院」行き
③広電バス (5番系統) 「大学病院」行き
▶ 「段原中央」下車、動く歩道 比治山スカイウォーク経由で 約700m

[タクシー] 約10分

◎紙屋町から
[バス] 紙屋町(県庁前)バス停
「大学病院」行き(比治山トンネル経由) 広島バス(23-1番系統)
▶ 「段原中央」下車、動く歩道 比治山スカイウォーク経由で 約550m

◎八丁堀から
[バス] 八丁堀 (ヤマダ電機前)バス停
「大学病院」行き(比治山トンネル経由) 広島バス(23-1番系統)
▶ 「段原中央」下車、動く歩道 比治山スカイウォーク経由で 約550m

◎市内循環バス ひろしま めいぷる~ぷ
▶ 「現代美術館前」下車、約100m
ホームページ
https://www.hiroshima-moca.jp/
広島県広島市南区比治山公園1-1
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